人獣細工
- カテゴリ:小説/詩
- 2023/08/08 06:34:51
昨日に続いて、今日は雨。
じっとりした、こんな日には小林泰三の「人獣細工」を読もうと思う。
彼のホラー小説は大好きで、近年はアリスやクララなど童話を
モチーフにしたミステリーなど作風も拡がって楽しみだったのに
突然の訃報。
少しずつ、彼の作品を惜しみつつ読んでいこうと思ってます。
今までに読んだ彼の小説で一番好きなのは「αΩ」(アルファオメガ)
スプラッター要素いっぱいのウルトラマンかと思いきや
舞台は大宇宙へと深淵な旅が続く物語。
ちくちくたん、地球を包む大気になるっていうイメージもいいね。
地球以外からの転生者とか、別の星への転生とかもあるかもしれないと
思うと夢は拡がるよね。
絶対に人生何度目かでしょう、って思うわ。
始まったら必ず終わりがあるもんねぇ。
生きてるうちに自分が揺らした波紋をさ、いろんな人が何かしら影響受けてって、
肉体がなくなっても空気になれると思えばなぁ。
天国とか地獄とかより、現代社会の変化を大気になって地球で漂いながら眺めたい。
彼の遺作はパラレルワールドをテーマにしたものなの。
それを読んで、著者が生きているパラレルワールドに行きたいと思ったよ。
わたしは死後の魂は無になるとは思っていないんだ。
雨の一滴が人間の魂だとしたらいつか海に戻るように大きな存在の一部に
なるんじゃないかって気がする。
その前に何度も転生を繰り返して修行を積んで。
そう考えるとクソな人生でも、耐えられるような。
わたしが属してる読書メーターというSNSでは、わたしみたいのは雑魚ww
一か月の読書量が100冊以上という人達がわんさかいるww
せんちゃん、読書家ですご。