夏は、かき氷
- カテゴリ：自作小説
- 2023/08/13 01:04:43
カキーン！
乾いた金属音を残し、白球は三遊間を抜けていった。
カキーン！
思いっきり引っ張った打球は、緩やかな弧を描き、レフトの頭上を越えていった。
「キャプテン、気合入ってますね。」
フリーバッティングのバッティングピッチャーをしている後輩の高橋が、額の汗をぬぐいながら、話しかけてきた。
明日は、県大会予選の初戦で、気合は入っている。高橋は、バッターに自信をつけさそうと、ど真ん中にばかり投げている。気合を入れて打たないと申し訳ない。それに、明日の試合に勝ったら、マネージャーの朝倉に告白すると決めていた。この県大会が終われば、3年生は引退する。告白するには、最後のチャンスだ。
幸いにも初戦は、県下一の進学校の城北高校。偏差値ではコールド負けだが、野球はいい勝負だ。気合を入れれば勝てる。
「もう一球！」
カキーン！
打球は、センターを超えて、フェンスまで転がっていった。
明日の試合に備えて、練習は早めに切り上げらると、最後に、監督を囲んで円陣を組んだ。キャプテンの隣にマネージャーが並び、朝倉と肩を組んだ。華奢で柔らかな肩を優しく掴んだ。
「二コ校ファーイ！」
家に帰り、風呂に入り、泥や汗を流した。暑い。今年の夏は、異常に暑い。扇風機にあたりながら、ガリガリ君を３本食べた。ここのところ、毎日、ガリガリ君のお世話になっている。ガリガリ君の坊主頭は、高校球児に通じるところがあるが、ガリガリ君は、まだ小学生だ。
布団に入り、明日の対戦投手のストレートやカーブの軌道をイメージしていたはずなのに、柔らかな肩の記憶に蘇えり、朝倉の滑らかな身体のカーブで頭の中がいっぱいになってしまった。
試合は、城北が1点リードしたまま、9回の裏まで進んだ。初回に1点をとられ、逆転のチャンスがあると思っていたが、チームの気合が空回りして、チャンスらしいチャンスも作ることができずに、最終回を迎えた。
最終回の先頭バッターも次のバッターも打ち取られ、自分に打順が回ってきた。ツーアウトランナー無し。絶体絶命の場面だが、点数差はわずか1点。塁に出ることだけを考えて打席に立った。
マウンドで、城北の上杉がキャッチャーとサインをかわしている。初球の外角のストレートを見送った。9回まで一人で投げ続けていた上杉の球威は落ちている。長打を警戒し、外角だけで勝負してくるはずだ。
上杉が振りかぶり、二球目を投げた。思った通り、外角を狙った球。左足を地面を滑らさせるようにステップし、脇をひきつけスイングをする。バットが空を切り、ボールがキャッチャーミットに吸い込まれる。ストライクコース外角に逃げていくスライダーか。
ツーストライクと追い込まれる。キャッチャーから返球されたボールをキャッチしながら、上杉は城北が陣取るライトスタンドの方を見た。くそっ、勝った気になってやがる。
ベンチを見る。朝倉が、祈るように両手を握り締めている。バットを握るこぶしに力が入る。上杉をにらみつける。追い込まれている。上杉は、外角にボール気味の球を投げてくるだろう。
上杉が振りかぶる。思った通り外角だがカーブ。追い込まれストレートにタイミングを合わせていたので、フルスイングが出来ない。
カッキーン！
くっそ、カットしようと思ったが、高くあがった打球はフェアグランドに飛んで行った。バットを放りなげて、一塁めがけて走った。フラフラあがった打球は、右中間にポトリと落ちた。ランナーコーチが両手をグルグルと回している。
一塁を蹴り、二塁に向かった。打球に追いついたライトが素手でボールを掴むと、二塁に向かって返球する。ベースの3m手前で滑り込んだ時に、ボールが一瞬見えた。
アウト～
塁審が右手を高くあげて叫ぶと同時に、ウォォーンと試合終了を告げるサイレンが鳴った。
ガリガリ君のせいだ。毎日3個食べていたから、身体に切れがなくなった。一日、一本にしていれば、セーフになったかもしれない。城北の校歌を聞きながら、そんなことを考えた。
何もすることがない夏休み、白くまを食べながら、甲子園を見ていた。同じ高校生とは思えないスイングをしている。こいつらは、ガリガリ君なんて食べないんだろうなと思いながら、白くまをスプーンで思いっきりすくうと、口の中に放り込んだ。
くっ、キーン
と頭が割れるような衝撃が走った。のたうちまわったが、しばらくたつと治まった。試合後、朝倉には何も言わなかった。負けた悔しさで、朝倉のことは忘れていた。部員と一緒に朝倉も泣いていて、声をかけられる雰囲気ではなかったし、キャプテンとしての最後の挨拶を考えるだけで精いっぱいだった。
高校最後の夏休み。もっと違う夏もあったんだろうなと思うと切なくなり、残りのシロクマを口の中に放り込んだ。
くっ、キーン
のたうち回りながら、窓の外を見ると、真っ白な入道雲が大盛りのかき氷のように思えた。
竜に挑むとは、ドラクエの主人公のようです。王女様を救うのもそっくりです。ドラクエは、サン・ジョルディをパクったものだったのですね。バラを贈る男性はいても、本を贈る女性は、見たことがないのですが、きっと、私がもてないからでしょう。
カタルーニャでは、「サン・ジョルディの日」である４月23日には、
街中にたくさんの花屋や本の市が立ち、
恋人や親しい人に本とバラを贈りあうという習慣があります。
日本でも、この習慣にならって本の良さを再認識し、
本に親しみをもってもらおうと、日本書店商業組合連合会をはじめ、
いくつかの団体が共同で、20年以上前からＰＲ活動を続けています。
また、４月23日はユネスコにより「世界の本の日」に指定され、
国連の国際デーとして「世界図書・著作権デー」にも指定されています。
もともとはサン・ジョルディがドラゴンから王女を救うために戦い、
そのドラゴンの血の跡に咲いたバラを手に王女へ愛を誓った、という伝説がありました。
そこから、彼の命日の４月23日には男性が女性にバラを贈って愛を伝える、という習慣が生まれたのです。
また、４月23日は著名な文学者であるミゲル・セルバンテスや
ウィリアム・シェイクスピアの命日にもあたることから、
いつしか女性からは本を男性に贈るようになりました。
カタルーニャ地方は、1977年に自治権を回復するまでの長い間、
独自の自治や言語を禁止され抑圧されていました。
そのため、スペイン国家からの独立意識も強く、政治・経済・文化面での独自性が強い土地柄です。
ドラゴンを相手に果敢に戦った騎士サン・ジョルディの姿と、
独裁政治と戦うカタルーニャの人々の精神が重なることから、
伝説の騎士・サン・ジョルディが今でも地元の人々に愛され続けているのではないかといわれています。
100均で型紙を使って、シフォンケーキを焼いていました。サラダ油を使うので、最近は、作っておりませんが、ふわふわに生クリームを添えたら、お洒落です。敬老の日が近いですね。今朝のニュースで、100歳を迎える方が、記念を貰っている映像が流れていました。100歳で貰って嬉しいものが気になるところです。
私はシフォンケーキが流行り始めたころ子供が巣立っていき、確か1回作ったかな？忘れました。
シフォンケーキ、紅茶の葉っぱを粉砕して入れたりしてますよねぇいつもは茶殻は捨てるので、シフォンケーキに練りこんで食べるのチョット躊躇・・・でも私のおばさん、年とともにシフォンケーキが良いとシフォンケーキばかり作ってました（料理上手でパンも作っておいしかったなぁ～）もう百歳かな今は施設に入って寝てばかりです。
私の味覚は、おこちゃまですので、いちごショートとチョコ系のケーキが定番です。自分で作っても、お店で売っているスポンジのようにふかふかにならないので、いちごショートは欠かせません。それと、チョコケーキを作るとこぼれたチョコがもったいないので、作れません。もうひとつ作れないのは、我が家のオーブンレンジは蒸し焼きができないので、スフレチーズケーキがつくれません。
じゃケーキは何が好き？
パイが)パリパリのミルフィーユが好きなんですけど、買って帰るとパリパリでは無くシナシナ・・・
東京にいた頃は、クイーンズ伊勢丹で売っている草団子を見かけると買っていました。280円くらいで3串入っています。大人気で、仕事帰りには、残っていることが少なかったです。今は、隣のスーパーを使っているのですが、時々、団子屋さんが臨時の店を出しています。1本が250円くらいするので買えません。
餡、みたらしとか花見団子に草団子かな？・・・私はたまに買います。
ちんすこうと黒砂糖は、好みではありません。おやつも、クッキーやビスケットを買うことは、ほとんどありません。煎餅やおかきのようにしょっぱい方が口に合います。しかし、ケーキやタルト、ドーナツは大好きです。ミスドは、ポンデリング以外は、何でも好きです。
サータアンダギー・・・キライじゃないんですが、太りそうですよねぇ
そういえば（似た感じの）ミスタードーナッツは？私はシナモン味をたまに食べます。
東京にいた頃、中央道沿いだったので、長野にはよくでかけていました。ほうとうも食べました。ほうとうは、お鍋といっていいほど具沢山ですが、うどんの仲間ですので、喜んで食べていました。うどんの仲間ですが、友達になれないのは、伊勢うどんです。沖縄は、はりせんぼんの味噌汁しか記憶がありませんが、サータアンダギーは大好物です。
じゃ「うまいもんだよカボチャのほうとう」・・・「ほうとう」は食べた？
（私、たぶん）外では食べたこと無くて、家では（カボチャ嫌いがいて）かぼちゃをやめて、里芋を入れます。
沖縄の「ミミガー」と「ジャスミン茶」・・・わぶん私の脳内ではドンドン美味しくなっていってる気がする。
沖縄の食事・・・本土とは違いますよね・・・エビフライも本当に大きくておいしかったなぁ
飛騨高山は、高校の修学旅行で行ったきりです。思い出は、みたらし団子と朴葉味噌の焼き味噌です。朴葉味噌は、白樺湖あたりの旅館の食堂と混同しているかもしれません。若かりし頃から、食べることにしか関心がなかったと改めて感じました．
コストコが時給千円→そして→→→平和堂やイオンが増床・・・パン屋の従業員が時給の高い方へ
・・・(´Д⊂ｸﾞｽﾝ・・・もうそのパン屋があった土地は、更地
１０月岐阜の高山１泊予定してます。
行った事あるでしょう高山市・・・「さるぼぼ」見た？
こないだは店内での「お菓子の試食」が無くなってて、私としては高山の楽しみが減ってしまって
でも、お酒の試飲（500円だったかな？）梅酒飲んだり～～～運転しなくて良いからみんなで試飲を楽しみました＾＾
一昨日、着工式に西村大臣が来道しましたが、地元の期待は相当大きいものがあります。熊本では、初任給が30万を超えていますので、お金につられて優秀な人材が集まるのではないかと思われています。そのかわり、周りの企業が人出不足になる懸念が出ています。
日本経済新聞
2023/06/04 — 次世代半導体の量産を目指すラピダスが北海道に進出します。
↑ ↑ ↑
これどうなんです？
優秀な
人材が集まるだろうか・・・昨日心配してる人がTVでしゃべってましたけど・・・？
腕のある集金人に、衛星も契約させられてしまいました。英雄たちの選択を見ているので、文句は言えません。クローズアップ現代は、最近見ていません。ニコ店周りのせいでしょうか。
衛星放送の契約してますか？
クローズUP現代、国谷裕子さんがやってた頃から比べると面白くなくなりましたねぇ・・・
資産無し家なので、金の影響はなくて、高級品は扱っていない会社なので、仕事にも影響がありません。しかし、物価があがりつづけていますので、いろいろなものの調達価格がぐんぐん上がっています。物価の上昇を実感したのは、北海道名物の揚げ芋が、3個で500円くらいだったのが、1個で500円くらいなのを週末に発見した時です。テレビは、NHKしか見ていないので、私は、偏ったものの見方になっている可能性があります。
東日本大震災後
韓国人の先生が「韓国に住む親が心配して帰って来いと言ってきた」そんな事言ってたなぁ・・・
金の値段あがってるニュースやってますねぇ
→もしかして、関係ある？
わりに人気があるらしいドラマ「VIVANT」見てますが、何かしながらだと筋がわからず、おまけに外国語部分は字幕を読まくてはならず・・・面倒なドラマです。でも見始めたから～しょうがない～見てます（録画して・話が進まない・闘い部分やCMは飛ばし）
→VIVANTを見てますか？
先週、東大の先生と飲んだのですが、奥さんは、約束を守らないきっしーが悪いと激怒していて、中国の大学の先生は、日本が放射能で汚染されると本気で心配していて、中国に移住した方がいいのではと連絡があったとのことです。相当、偏向した報道がされているのだと思います。
クソ暑い中結婚式の前撮りを車の中から見かけました。
白無垢と、羽織袴の・・・エアコン効いてる車中から見かけただけですが・・・
そうだ！中国から「処理水海洋放出だ！いや！汚染水だ！」中国からの電話・・・身近で何かありました？
私の周りでは～何もありません。
新型コロナ禍の前は「兵馬俑を中国に見に行きたいなぁ」と思ってたけど・・・無理そぅ
くっそ暑い日が続いていて、最高記録を更新中です。Tシャツ以外で出歩きたくないです。衣料品店に近づくことがないので、売り場の状況が分からないのですが、お洒落な人相手の商売なので、秋物になっていると思います。北海道は一瞬で秋が終わるので、冬物かも。
お盆過ぎても→まだまだ暑いけど、一緒？
半袖Tシャツが必需品だけど、洋服売り場は「秋色」→おなじかな？
こちらは、9月下旬から10月みたいです。桜が咲くのと同じで、積算温度で決まるようです。今年は、沖縄のように暑いので、早く稲刈りが始まるかもしれません。
ローカルニュースで
稲刈りの場面がうつり始めました、そちらも稲刈りは始まった？
それは、昭和世代が通る王道なのです。子供の頃は、親が巨人戦ばかり見て、好きなテレビ番組を見られず、若い頃は高校野球より選手の名前が分かるプロ野球の方が好きになり、年齢を重ねると、キビキビ動く高校野球の方が好感度があがり、おっさんになると若いお姉ちゃんの出てくる番組が好きになるのです。
スポーツは、日本代表の試合しかみていないような気がします。郷土愛から応援してもいいのですが、香川県勢は弱小なので、応援のし甲斐がないのです。
私はサッパリ～興味無し。
若いかどうかは、相対的なものですので、聖徳太子より若いもんねと思っていたら大丈夫です。二コタ世代の最頻値は還暦付近ではないかと思っていますので、タウンに病院を作れば、繁盛するのではないかと思っています。
多分味覚がおこちゃまなんでしょうね…(^o^;)
ガリガリ君が好き、うん。確かに若い！笑
気を付けないといけません。タッチからパクった名前だと気づくと、昭和世代ということがバレてしまいます。初めて読んだ漫画は、鬼滅の刃だわとか、とぼけないといけません。私が初めて読んだ漫画は、進撃の巨人にしておきます。
めておさん
男子にチョコミント好きは少ないような気がします。齢を重ねると、宇治金時とか練乳ソフト好きになりそうなので、チョコミント好きということは若い、若しくは味覚が若いということでしょう。私も、ガリガリ君が好きなので、若いということでしょう。
眩しすぎて直視できません
アイスはチョコミントが好きです(^o^)
「タッチ」が頭の中を占領して
集中して読むことができませんでしたｗ
どどどどどっ☆≡≡≡≡ヘ(〃￣￣￣∇￣￣￣)ノ
おっさんみたいな顔をしたガリガリ君が可愛そうです。まだ、小学生なので大丈夫ですが、恋心を抱くようになると、松潤のように生まれたかったと思うようになるでしょう。高校球児になり、大谷君を目指して一発逆転です。
また豆知識がふえました♪
恋愛要素がなくて爽やかな終わり方なので
エンディングに嵐の「夏疾風」の曲が流れました＾＾
ガリガリ君はソーダ味が最高です。リニューアルされて、おいしさ倍増です。この夏は、梨味が新発売されました。お試し下さい。
選手の名前もかっこよくて芸能人のような素敵な名前だなぁと感じました。
私も入道雲が大盛のかき氷に見えます！ソフトクリームにも見えるし、生クリームにも見えます。
それから熊さんが手を万歳しているような雲やラピュタのような雲を見たこともあります。
ときどき見る謎の雲は、タツノオトシゴのように縦に一直線になった細長い雲です。
入道雲を見ていると、どんなに暑い日であっても、爽やかで涼しそうで美味しそうに見えるから不思議です。
台風7号の被害がありませんように祈っています。
最近のかき氷は進化していて、フワフワモリモリ系で、マンゴーやらイチゴやらがわんさかトッピングされていますね。小学生のお小遣いでは買えないくらいの値段です。私は、築地西本願寺のかき氷を食べてみたいです。
高校野球は高校生でなくなってから見てないな
今日目撃したのは、かき氷の店に影もない炎天下にできた行列
よく並ぶなーと横目でみてきました
今回はセクスィーなレディが出て来ませんでしたね
東京駅でたい焼きを売ってはいけません。たい焼きと言えば、セーラームーンの聖地麻布十番です。東京駅ならば、距離感から人形焼きでしょう。人形焼きを頬張りながら、丸の内をかっ歩する。それこそ、江戸っ子の粋な姿です。
ガリガリ君はとばっちりを受けてしまったけれど、
売り上げはかなり確保できたでしょうから、文句ないでしょう。
そういえば、東京駅前に出ていた鯛焼き屋さんの車では、
かき氷が大繁盛していて、鯛焼きを買っている人がいたかどうかわかりません。
私なら鯛焼きだな。
いつの間にか、中学生も成長しているようです。ここは、背中をぐっと押してあげましょう。500円渡して、花火が終わるまで、帰ってくるなといいましょう。女の子の家に泊るなら、帰ってこなくていいとひと夏の経験をさせるのはいかがでしょうか。
きっとそこでカキ氷を食べてくると思います。
私は、「さくれ」のレモン味が好きです。レモンが一切れ入っているのが、なんとも言えません。今日は、レモンを6個買ってきたので、シロップ漬けにしようと思います。かき氷マシーンがあれば、お手製さくれを作ることが出来るのに残念です。
高校球児の苦い青春と
甘酸っぱい恋で
ガリガリ君も甘酸っぱい味に感じました。
ちなみに我が家は今でも真夏はガリガリ君を
たまに見かけますよ。
たまにくれます(^q^)