ジブリとは何だったのか?
- カテゴリ:日記
- 2023/08/13 16:30:35
まあ、私は一人暮らしなので、いつも通りの三日間なんだけどね。でも、今年はなんとなくお盆が気になったので日記にでも書いておこうかなと思いました。
お盆とは関係ないんだけど、宮崎監督の新作アニメ「君たちはどう生きるか」という作品が公開されて話題になってますね~。ユーチューブでも感想やら解説やらがあったので、見てみたんだけど。
因みにまだ見に行ってませんw 聞いた感じだと、なんだか「遺書」っぽいな~という感じがしましたね。宮崎監督の人生を振り返っているかのような、ジブリのこれまでを振り返っているような、そんな感じがしました。
おそらくは、この作品が宮崎監督としても人生最後の作品になるかもしれないし、もう御年80歳以上という高齢者だからね~。死ぬまで現役で活動してられるってのはいいことだな~とは思うんだけど。
流石に次回作となると90歳とかの年齢になっちゃうからねw これが見納めって感じなのかもしれない。
んで、そんな感じで振り返ってみると、ジブリって何だったんだろうというが感想として出てきたんだけど、何だったんだろうね。新しいアニメブランドだったし、国民的な娯楽作品だったし、親子で楽しめる映画だったし、特に子供が楽しめるエンタメだったのかな。
勿論、大人も楽しめる部分もあるし、子供専門ってわけじゃないんだけど。ただ、ひとつだけ、「子供は無邪気で、自然の中で伸び伸びと育てる方がよい」みたいな思想が増えてしまったような気はするね。
でも、正直私はこの考えには賛同できないんだよね。子供らしい時代も必要だとは思うけど、しつけはしっかりやりたいなと思う。子供に嫌われてもいいから、この子が大人になってからルールを守れないような人間にならないように。
大人としては、親としては、子供はちゃんとしつけるのが正しいと思う。その意味では、ジブリの描く子供像というのは間違っていたと思うんだよね。子供はあんな無邪気じゃないし、馬鹿でもない。
それと、そうした誤解が広まってしまったのは、彼の作品を世間一般が誤解してしまったというのもあったのかな。どれだけの人が知ってるか分からないが、例えば、「となりのトトロ」という作品は「狭山事件」という悲惨な事件を描いたものだったわけだし。
「ホタルの墓」という作品は、可哀そうな子供たちを描いわけではなかった。あれは、自分のせいで妹を見殺しにしてしまった兄の懺悔を描いた映画だったんだよね。
だから、ほんとうは、ジブリって「怖い」映画だったんだよ。でも、子供向けのやんわりした部分が商業的に受けちゃったので、本当の事が言えなくなっちゃったんだろうね。
そうやって世間の誤解を利用して稼いでいたというのも実態だし、そこはアコギなところだったな~とは思う。まあ、ネットもない時代だったし仕方なかったのかな。
そんな風に振り返ってみると、今回の新作で宮崎監督は、そのことを認め謝っているように思えたんだけどね~。まあ、そんな直接的には描かれていないので、分かる人にしか分からないかもしれないが、、
ジブリ作品は可愛らしく、ファンタジックだけど、でも、言説としては間違ったものなんだと思う。なので、そこは分かった上で、見るべきなんだろうなと思いました。