さよなら夏の日
- カテゴリ:日記
- 2023/08/30 10:54:31
キーはAメジャー、コード進行は70年代のポップスにはよくでてくる、1、6、4、5、というオールディーズパータンですね。「スタンドバイミー」でも使われてる非常にポップス的なコード進行。
これをベーシックにアレンジしてる感じですが、コーラスの部分はまんまこのパターンって感じですね~。んで、コーラスの最後に4度マイナーの和音が入って哀愁感のあるエンディングって感じですね。
この4度マイナーってのもポップスではいろんなところで使われたりするんだけど、盛っていたものが衰えていく、そんな感じを表現するときによく似合うかな~。
んで、この曲は2巡して、次の転調パータンが面白いんだよね。
まず、短3度上のCメジャーに転調する。でも、不思議と違和感のない転調なんだよね~。いや~この辺は流石に職人技って感じですねw Cメジャーに行った後は、2、5、1、6という風に動いて、元のAメジャーに戻る。
戻り方は2、5でいくよくあるパターンなんだけど、元のキーに戻るのかと見せかけて、次はあっさり別のキーに転調するんだよねw
Aメジャー、Cメジャー、Aメジャー、ときて、今度は半音上の「B♭メジャー」に転調する。
いや~夏の終わりにしては転調多いよなって感じだけどw でも、この転調のテクニックには学ぶものは多くありますね~。
このB♭への転調なんだけど、これがなんと、Bメロのパートを持ってきてるんだよね~。Bメロの3度マイナーから始まるあのパターンをB♭でやっているという感じ。
面白いよね~。一般的な転調後の動きはだいたい、サビの移調っぽいパターンが多いんだけど、この曲では、なんとBメロを使って転調してるんだよね~。うむ、こういうとこも参考になるな~。
んで、次がいよいよラストの終着点のキー、Bメジャー。
元のAメジャーから2度上のキーってことになりますね。まあ、ここは、サビのパターンをそのまま移調した感じだけど、Bへのアクセス方法としては、定番の2、5パターンかな。
まあ、こういうとこ複雑にしても意味がないだろうからねw ここでは普通にB♭からBへと、半音上への転調ですね~。
転調後はコーラスパートと同じようなコード進行をリフレインして、〆という感じになるんだけど、ふむ、、なかなかおなか一杯になれるフルコースメニューって感じでしたかねw
やってみると、この曲にはいわゆる「楽器のソロパート」みたいなものがない。ないんだけど、曲としては単調にならずに聞きごたえのあるものになっている。その秘密はやっぱり、職人的な転調技故なんだろうね~。
まあ、ぶっちゃけ、この曲は、Aメロ、Bメロ、サビ、というのが基本の構成要素なんだよね。んで、それを転調を使って編曲していくって感じなんだよ。つまり、元ネタがそんなに派手じゃなくても、転調アレンジでこれだけお腹一杯な構成にできるんだな~ってのが面白いんだよね。
はい、といわけで、こっからは演習ですがw
この編曲パターンを応用して、何か、同じような曲を同様にアレンジできるのではないか?というアイディアですね。
うむ~、転調のトレーニングにもなりそうだし、じゃ、やってみましょうかw

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- キュア
- 2023/08/30 14:07
- 要するに、転調後のコード進行ってことなんだろうね~。この曲の場合だと、2、5、1、6というパターンと、Ⅲm7♭5、Ⅵm、Ⅱm、Ⅱm6(あるいはⅣm)、というパターン。転調後の展開パターンとして覚えておくと便利かもね。
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