Nicotto Town



さよなら夏の日




というと、山下達郎さんの名曲ですが、最近カラオケダイエットでよく歌ってる曲ですね~w

キーはAメジャー、コード進行は70年代のポップスにはよくでてくる、1、6、4、5、というオールディーズパータンですね。「スタンドバイミー」でも使われてる非常にポップス的なコード進行。

これをベーシックにアレンジしてる感じですが、コーラスの部分はまんまこのパターンって感じですね~。んで、コーラスの最後に4度マイナーの和音が入って哀愁感のあるエンディングって感じですね。

この4度マイナーってのもポップスではいろんなところで使われたりするんだけど、盛っていたものが衰えていく、そんな感じを表現するときによく似合うかな~。

んで、この曲は2巡して、次の転調パータンが面白いんだよね。

まず、短3度上のCメジャーに転調する。でも、不思議と違和感のない転調なんだよね~。いや~この辺は流石に職人技って感じですねw Cメジャーに行った後は、2、5、1、6という風に動いて、元のAメジャーに戻る。

戻り方は2、5でいくよくあるパターンなんだけど、元のキーに戻るのかと見せかけて、次はあっさり別のキーに転調するんだよねw

Aメジャー、Cメジャー、Aメジャー、ときて、今度は半音上の「B♭メジャー」に転調する。

いや~夏の終わりにしては転調多いよなって感じだけどw でも、この転調のテクニックには学ぶものは多くありますね~。

このB♭への転調なんだけど、これがなんと、Bメロのパートを持ってきてるんだよね~。Bメロの3度マイナーから始まるあのパターンをB♭でやっているという感じ。

面白いよね~。一般的な転調後の動きはだいたい、サビの移調っぽいパターンが多いんだけど、この曲では、なんとBメロを使って転調してるんだよね~。うむ、こういうとこも参考になるな~。

んで、次がいよいよラストの終着点のキー、Bメジャー。

元のAメジャーから2度上のキーってことになりますね。まあ、ここは、サビのパターンをそのまま移調した感じだけど、Bへのアクセス方法としては、定番の2、5パターンかな。

まあ、こういうとこ複雑にしても意味がないだろうからねw ここでは普通にB♭からBへと、半音上への転調ですね~。

転調後はコーラスパートと同じようなコード進行をリフレインして、〆という感じになるんだけど、ふむ、、なかなかおなか一杯になれるフルコースメニューって感じでしたかねw

やってみると、この曲にはいわゆる「楽器のソロパート」みたいなものがない。ないんだけど、曲としては単調にならずに聞きごたえのあるものになっている。その秘密はやっぱり、職人的な転調技故なんだろうね~。

まあ、ぶっちゃけ、この曲は、Aメロ、Bメロ、サビ、というのが基本の構成要素なんだよね。んで、それを転調を使って編曲していくって感じなんだよ。つまり、元ネタがそんなに派手じゃなくても、転調アレンジでこれだけお腹一杯な構成にできるんだな~ってのが面白いんだよね。

はい、といわけで、こっからは演習ですがw

この編曲パターンを応用して、何か、同じような曲を同様にアレンジできるのではないか?というアイディアですね。

うむ~、転調のトレーニングにもなりそうだし、じゃ、やってみましょうかw



#日記広場:日記

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2023/08/30 14:07
要するに、転調後のコード進行ってことなんだろうね~。この曲の場合だと、2、5、1、6というパターンと、Ⅲm7♭5、Ⅵm、Ⅱm、Ⅱm6(あるいはⅣm)、というパターン。転調後の展開パターンとして覚えておくと便利かもね。



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