黒いピアノと黒い猫 8
- カテゴリ:自作小説
- 2023/09/25 09:24:34
「報いって!?拳銃を持ってる人達にどうやって?」
「協力してくれる仲間がいる。そのためにプランを練った。お前の協力も必要だ」
「僕が?」
お父さんの目が怖い。
お父さんは気が変になってしまったんじゃないだろうか。
僕に何が出来るっていうんだろう。
「お前は今日から俺の第一の部下だ。同志ルービン!
そして俺のことは今後お父さんではなく同志バルドと呼べ!」
どうして、お父さんがバルドという名前を知ってるの!?
そもそも、あの猫のことはお父さんに話していない。
見つかってもいないはずなのに?
それから、父が話したダヤン人の長い長い迫害の歴史とその性質については
とても信じられないことばかりだった。
数日後、夜中にカラスが窓ガラスを嘴で叩いた。
父は僕を起こして「今夜、決行だ。 同志ルービン」と告げた。
僕たちは必要なものをそれぞれ、リュックに背負い湖の小屋を目指した。
小屋に着くと、父は何か遠くを見つめる目になったと思うと
突然ばったりと床に倒れた。
父から聞いてはいたけれど、怖ろしかった。
父は大丈夫だろうか。思わず父の鼓動を確かめる。
そして、動かなくなった父の傍らにバルドがゆらりと現れた。
続
出来るならお金持ちの家でただぬくぬくしていればいいだけの猫様にw
ルービン君は強い子です、多分ww
応援ありがとうございます。
ダヤン一族の設定とかいろいろ考えたんですが、説明は最低限にして
ラストまで一気にいきたいなあと思ってます(^▽^)。
レジスタンスだと有りな現象ですが、ルービン君置いてけぼりになりそう;
頑張れ、ルービン君;w;
ダヤン一族の迫害と、まさかのバルド≒お父さん@@
意外なところから回収が来たなぁ・・・読むのが楽しみです♪