Nicotto Town



犬の散歩から世界を見る

昨日も今日も明日も、犬の散歩に行く。





時々すれ違う、茶プー(茶色いトイプードル)。
飼い主はおばさまだが、顔全体を覆って眼だけ出すタイプの布が付属のつばの広い帽子、日焼け止めのアームガードみたいなの、長ズボンと夏の完全防備。
そして茶プー。
気さくな感じで、すれ違う犬たちとコミュニケーションを取りたさそうだが、それは決してかなわない。完全防備の飼い主は、他の犬がすれ違う時は、リードを短くガッチリと握りしめ、決して茶プーを他の犬の傍には寄らせない。犬が遊びたいよと踏ん張ると、引きずってでも連れ去る。
この手合いは、おじさんに多い。無表情で薄っすら眉間にシワをよせながら、黙々と犬を引きずって行く。

哀れな犬たちではあるが、若干はわからんでもない側面も。
暇すぎて死にそうな主婦連中の、どうでもいい世間話に付き合わされるのはたまらない、というのは理解する。
夕方17時ごろ。公園の真ん中あたりの広場で、5~10人くらいの男女混合の犬連れ集団がたむろしている。2時間くらい、何をするでもなく、犬のことくらいしか話題のない、一日が40時間くらいありそうなゆったりとした会話が続いている。一度そこにウチの犬くんが近づいて行ってしまったのだが、その空気の中にいるのは5分が限界だった。




一方で、とある婆さん。
常に弛み切った笑顔。
柴犬を連れているのだが、その犬コロが他の犬に近づく。相手の犬が唸って警戒をしていても、婆さんは完全に思考停止していると思われ、鼻っ面がくっつくほど近づけてしまう。
相手の犬が吠えだしても、弛み切った笑顔のまま呆然としている。
相手の犬の飼い主も困っているが、弛み切った笑顔のまま呆然としている。




立派なドーベルマンを2頭連れている女性と、時々すれちがう。
巨大なグレート・デーンを連れている(というか連れられている)女性と、時々すれちがう。
威風堂々のロットワイラーを連れている外国人と、時々すれ違う。
その他にもいるのだが、いわゆる大型犬を連れている人たちに共通すること。

犬に変な服を着せない(機能としての服は着せていることも)。
犬に赤ちゃん言葉をつかわない。
無駄口をきかない。
一日が40時間くらいありそうな、ゆったりとした会話はしない。
表情にしっかりとした輪郭がある。

まあそういうことだ。




朝の散歩で、よく一緒になる女性。
年のころは60~65歳あたりだろうか。
着ている服は、Tシャツにジーンズにスニーカーなどラフだけど上品。
長い茶髪にピンク色のキャップを被り、大きなサングラスをしていることも。
若い頃は、それなりの美人だったんだろうなと分かる容貌。
というか、今でも十分に綺麗だ。
そして、落ち着いた、品のある佇まい。

いちど、うちのクソ犬が、その人のブーツに粗相をするという荒業に出たことがある。さすがにこっちは焦ったが「撥水加工している靴だから、大丈夫よ」と言いながら、表情一つ変えずに、その人の連れている犬用の飲み水をブーツに掛けて「ほら、結構簡単に落ちるでしょ」。

以前に、朝方にレストハウスでその人が他の人としていた会話。
「さっきお洗濯してしまって、今日はもうやることがないのよね」
あきらかに、お金と時間が十分にある家であることは、よくわかる。

昨日、よく行く犬連れOKのカフェにて昼食をとろうと出向いたら、彼女がお友達とランチ中。朝の散歩でも出会っているので、それからずっと犬と一緒にブラブラとしている様子。

「あら、こんにちは。犬くんは?」

なんとも言えない優しい笑顔で、手を振ってくる。
その人のまわりだけ、ふんわりと優しい光に包まれているかのような空気感。
そういう一瞬の佇まいが如何なるものかに、その人に人間性の全てが表出するものなのだろう。




ブタに時々遭遇する。
酒類としてはマイクロブタなので、ミニブタよりも小さい。とは言え、育てば中型犬クラスから、大柄だと大型犬クラスのサイズに育つ。見かけるマイクロブタも、サイズ感としてはシェパードくらいある。

飼い主は比較的わかい女性なのだが、彼女は耳が聞こえない。
なので、身振り手振りや筆談で簡単なやり取りをする。
先日、突然なにか紙切れを渡された。

ブタの名刺w

どうやら猫も飼っているらしい。
いつもニコニコしながら、マイクロという名は詐欺じゃないかと思うようなデカいブタに引きずられながら散歩をしている。
豚は大食漢で、落ちているドングリなどを永遠に食っている。つねに尻尾を振り回しながら、コロコロしたフンをポトポト落としている。
そんなブタと猫を飼う人。



昨日の夜は、散歩をしていたら大粒の雨が降って来た。
今朝も、雨が上がったと出かけたら、結局また雨。
犬くんも人も、びしょ濡れ。
いつもなら「帰らないよ、こっちにもいくよ」となる厄介な犬くんだが、雨が降ると突然早足になって、最短距離で帰宅しようとする。とにかく濡れるのが嫌い。
まあそのわりには、今日はちょろちょろと寄り道しながらの帰宅だったな。。。

帰宅したら、足とお尻とNew人口尿道口をシャワーで綺麗に流して、タオルで拭いて。。。 はい、おやすみなさい。



とにかく、世の中には色々な人がいる。

ではまた。

アバター
2023/10/04 18:54
>野良うさぎ、案外いるんです。
(゚∇゚ ;)エッ!?
アバター
2023/10/04 16:05
野良うさぎ、案外いるんです。
逃げるのが上手いし、目立つほどになったらそれこそ取り返しがつかないと思う。
そういえば、うちの近所の大きな公園にもたれみみの野良うさぎがいたし、
保護するボランティアもいる。

魚は面倒で飼えないわ・・・><
アバター
2023/10/04 15:55
捨てる?どこに?あんまり野良ウサギって聞かないけど。。
まあ多摩川が、放棄された熱帯後やらなんやが繁殖して異世界になって結構な問題なっているご時世です。魚すらまともに飼えない人が続出しているのですから。。。
もっとも、考え方によっては魚は犬猫以上に手間がかかる。もっともそれは「きちんと飼おうと思ったら」ですけどね。
アバター
2023/10/04 15:46
ウサギを飼っている人って少なそうだけれど、
私が飼っていると分かるとカミングアウトする人も多くて
けっこう「隠れて」のかも!
小鳥を飼っている知人も案外います。

ただ・・・うさぎは捨てられちゃう子も多いらしい。
思った以上に手間がかかるから、安易に買い始めて安易に手放すんですって。
ひどいことです。
アバター
2023/10/04 15:36
>犬くんをつれていなくてももえーんさんだと認識できる人
いやまあ、週に2,3回は散歩で顔を合わせますからね。さすがにお互い覚えてますよw
アバター
2023/10/04 15:36
ウサギ。そういえば、しばらく以前にお散歩ウサギを見かけた気もしますが、最近は見ないですね。
ウサギって、昔は今よりもポピュラーなペットだった気もしますが、最近はあんまり飼っている人がいない印象。小鳥こそ減りましたよね。むかしは小動物ペットショップの看板って、「小鳥、金魚」っていうのが定番だったような。。
どうなんでしょうね。
アバター
2023/10/04 13:40
そっか、でっかい立派な犬を飼っている人は、ピキッとした感じなのか。

ミニブタとかって、食べさせて大きくすると普通の豚さんくらい大きくなるらしいから
マイクロブタさんもそんな感じなのかな~。

犬くんをつれていなくてももえーんさんだと認識できる人、凄いなと思う。
わたしは人を覚えるのが苦手で、犬を連れている人の場合は犬で認識するから。

ウサギを連れている人とは会いませんか?
私がウサギにハーネスとリードをつけて散歩させていたら、
通りがかりのおじさんが「うさぎですか?」と確認の質問をしてきたよ。
きっぱりと「うさぎです」と答えて、その続きの会話はなかったです。



月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.