10年前は何をしていましたか?
- カテゴリ:今週のお題
- 2023/10/24 22:44:10
10年前は上の子が高校に入った年で、塾代とかものすごくかかっていたし、消費税が5パーセントでもきついのに8パーセントに引き上げられるとかで家計もぎりぎり言っていて、パート3つ掛け持ちしていたころですね。
子供はよく食べるようになっていたし、地域のサッカークラブは試合ごとに親の引率も必要で、暗に差し入れを求められもしたので、節約のため、野菜はなるべく農家の新鮮野菜を買い、週3日くらいお菓子を焼いて差し入れや遊びのお持たせに使っていました。
つまりこの頃から、キュウリやトマトは夏だけ大量に食べ、冬になると白菜と大根ばかりが食卓に上るようになったわけだ。
ちょうどこの頃、近所にあった小さいけどいいスーパーがつぶれてしまい、安いけど品質のいいスーパーが自転車で30分くらいのところにあると聞いて買い出しに行ったりもしていたな。
忙しくて、いつも寝不足だったけど、今よりは体力もあったし、こういうこともいつかは笑い話になるさ、と思っていた。
ついでに言うと、その前の子供が小さい時のワンオペ育児の方ががよほど大変だったので、外で働けるって幸せ! とすごく思っていた。
誰かに縛られない自分だけの時間(それが仕事に拘束されていても)があることが、本当に嬉しくて仕方なかった。
世のお父さんに言っておくけど、どんな重労働でも朝が早くても、子育てよりは全然楽です。
ほんの少しでも自分ひとりの時間がなく、家事の予定など子供の機嫌によってめちゃくちゃになり、熟睡していても子供がむずがった瞬間目が覚めるほど頭の一部は常に緊張している生活は、本当に大変。
「あなたなんかどうせ昼寝し放題なんでしょ」と旦那に言われたときはマジでサツ! と思ったけど、子供が寝た時、やっと家事ができたり、ほんの少しぼんやりしたりできるだけで、ブラック企業どころではないほど気を緩める暇がない。
もちろんそれを余りある強烈な楽しさや嬉しさや感動の連続だから、経験してよかった! と思うし、だからこそ今、どんな仕事でもすごく楽しいのでいいことづくめではあるのですが。
この頃逆行物の話が流行っているけれど、どんなに後悔があっても、子供のころからのどの時代にも戻りたいとは思わないな。
すごく忙しいけど充実している、とか、この頃山に登る暇ができた、とか、介護に通うついでに1杯引っ掛けるのが楽しいのよ、とか、その時々のいいところ探しをしながら今を楽しんでいきたい。
とまあ、今は父の退院が決まりそうなので、ポジティブです。