子供にどう接したらよいか分からなくて、特に泣かれるとすごく困って、苦手意識をもってました。いや「もってます」かな。今も基本的にはそうだし。

　友達が私と会う時、子供が一才になったあたりから、ちょくちょく連れてくるようになりました。もちろん私は嫌な顔をしなかったわけですが、内心穏やかでなかったです。

　(泣かれたらどうしよう……)
　(あやすのとか絶対無理(T_T))

　私とその子の初対面は、結果的には穏やかに終わったのですけどね。その子は私の顔を見ても、私に抱っこされても実におとなしかったです。

　以来、何回か会っています。
　会わない日が続いてくると、今や私がその子の顔を見たくなってしまいます。
　これは驚くべき変化です。子供の相手をしていても飽きないし、むしろ楽しんでいる自分がいます。その子の声がまた特別(?)で、癒やし対果があるんですよね、私にとって。

　子供に対する苦手意識は思い込みで、ひょっとしたら私は子供好きだったのかも！

　ひとりの子と仲良くできたからという理由でそう思うのは少し脳天気かもしれませんが。