Nicotto Town



王手放置は反則

昨日の補足です。

私が子どもの時にやったような故意のケースでなくても、
うっかり王手を放置して他の手を指してしまうケースはあります(人間だもの)
そういう場合、どのように処理されるかというと…

現在の将棋のルールでは、王手放置は反則の1つになっています。
つまり、王手を放置して他の手を指した場合は、その瞬間に反則負けになり、
次に相手が王様を取るという手は指さずに終局にするのです。
だから、将棋の棋譜には王様を取るという手は絶対に出てきません。
(このルールは将棋好きでも知らない人が多いかもしれませんね)

勝敗を決める上では、王様を取って終わっても別に何も変わりはないので、
このルールはゲーム的にはなくてもいいのです。
それなのに、なぜそういうルールになっているかというと…知りません。
歴史上、王様を取ることが憚られたのか、あるいは一種の美意識なのか…
何か理由があったのだろうと思いますが、実際のところは将棋史上の謎です。

なお、ここまで「王様」と書き、一般的にも「王様」と呼びますが、
日本の将棋では正しくは「王様」ではなく「玉将」(ぎょくしょう)なのです。
でも実際の将棋の駒を見ると「王将」と「玉将」があって…
…という話はまた補足が必要なので、続きはまた明日。

アバター
2023/11/15 21:15
多分、王様に手をかけるような真似はせずに終わるのが昔から作法になっていて、
現代では、それをルール化して明確にした…ということだと思うのですが、
そういう作法ができた歴史的な経緯はまったく不明です。

王将と玉将があって、立場が上の人が王将、下の人が玉将
…ということ、ご存知なんですね。詳しいじゃないですか。
アバター
2023/11/15 19:29
ほ~~、そんなルールがあるんですね。一緒なのにね~(笑)
何か深いわけがありそうですね。
王と玉、弱い人の方が玉、って聞いたことあるけど、これも何か色々あるのかな?



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