10円パンを試行錯誤で作ってみた結果
- カテゴリ:レシピ
- 2023/12/16 11:02:30
『10円パン』を自分で手作りしてみて、わかったこと。
「10円パン」
買ってきて食べれば、簡単…とはいっても、かなり遠くまで行くか
行列に並ばないと買えませんが。
『自分で作れば、いいんじゃなぁ~ぃ?』
と、軽く考えていました。
しかし、実際に自分で作ってみて、いかにこれが難しいかを実感しました。
やはり、専用の10円玉そっくりの金型を使うのが1番でしょうね。
これを商品として、作って売るのであれば、購入するべきですが
自分が作って、自分が食べるだけならば、手作りで良いのではないでしょうか?
それで、ゆこたんは、実際に、この10円パンを試作しました。
何度か作ってみて、失敗をして、どこを、どう改良したら良いかが
ようやくわかりました。
もしも、この10円パンを、自分で作ってみようと思われる方がいらっしゃったら
是非ともこれをご覧になって、参考になさってくださいね。
まずは、生地作りから
作り方をみると、ホットケーキミックスと、卵と、牛乳 または水でも
と書いてあり、あれ?お砂糖は入れないの?と思いました。
実際の10円パンの生地は、ベビーカステラの様な甘さと柔らかさのようです。
ですから少しはお砂糖系を入れたほうが美味しいと思います。
また、砂糖をはちみつに変えると、よりコクが出ますし
焼いたときの生地の色が黄色っぽいよりも茶色っぽい方が
より10円玉っぽいと思い、実際にははちみつを加えました。
そうすると、普通のホットケーキの色よりも
茶色っぽい生地になって良かったです。
次は、10円玉の模様の描き方です。
数字の『10』を、一筆書きの1本線で書かずに
周りを輪郭を取る様な2重線で「01」と書きます。
反対向きになった時に『10』と見えるためには、逆さまに描くのです。
年号をいれると、よりリアルになりますが令和5年を 五年 と
年号を漢数字で書く場合は、裏返しに漢字を書いた物を
事前に準備しておくこと。
令和 年 と、漢数字を
事前に裏向きに書いたものを用意しておくことをお勧めします。
そうしないと、慌てて書くと、文字が反転してしまいます。
月桂樹の葉も左右は無いのでいいのですが
茎と葉と、リボンの上下関係を理解しておかないと
イザとなると慌てます。
1.リボン
2.茎
3.葉
の順に書くと上手く描けます。
ここでも、注意点がいくつかあります。
この数字や模様を描くのには、絞りだし袋が必要です。
先端が細いもので、10を2重線で描くために、ジップロックにいれた生地を
角っこを少しだけカットした物を使って書こうとしたら
生地が出てくるところと、フライパンとの距離が近いために
出てすぐに固まってしまい絞り出し部分が固まって詰まって出ませんでした。
先端を細くすることが重用ですが、細すぎると生地が出てきません。
大きくカットすると、細い線が描けません。
01 と、年号は細い口金で描き
リボンと月桂樹はやや大きめの穴の口金がいいです。
ジップロックの角を小さく切って細かい文字を描いたら
先端をもう少しカットして太い線を描くと簡単です。
月桂樹の葉っぱは、左右対称だから簡単だわ。と思っていたら大間違いでした。
10円パンを焼くものは、ホットプレートか、フライパンですが
ホットプレートだと鉄板に凹凸があって綺麗な焼き面にならないと思い
小さめのテフロン加工のミニフライパンで焼くことにしました。
10円パンの直径は11㎝くらいです。
家にあった1番小さいフライパンは直径が20cmです。
これで焼けば丁度良い大きさで焼けるわ。と思っていたら甘かったです。
フライパンには、縁の高さがあるということを忘れていました。
月桂樹の葉っぱを描くときに絞り出し袋を押す指先や、小指の外側が
フライパンの縁に当たって火傷をしました。
どうやったって手がフライパンの縁に当たるんですもの!
つまりは、先端が長い注射器型の絞り出し器がいるということです。
そういう道具が無い場合は、縁が無いホットプレートで焼くべきでした。
また、生地を入れる強力な圧に耐えられる絞りだし袋
を選ぶのも大事です。
作り方には、「ジップロック」の袋に生地をいれろ、と書いてあったのに
ジップロックではない「フリーザ―バッグ」に生地をいれたのです。
絞り出すときにかなり力を入れたので、ゆこたんの爪が
フリーザ―バッグの袋を破ってしまい、生地が、あらぬ方向に跳び出しました。
これが、最大の失敗でした。
ちゃんと「ジップロック」を使って、指の爪を綺麗に切ってから臨んでください。
まさか、自分の爪で、袋に穴が開くとは思ってもいませんでした。
中にいれるチーズは、とろけるスライスチーズを2枚入れる、と書いてあったので
その通りにしたら、出来上がったものは薄っぺらくて
チーズの味があまりしないですし、第一、2つに割った時に
中のチーズがびよ~~~んと長くは伸びませんでした。
実物の10円パンをご存知の方にはおわかりでしょうが
このチーズは、かなりの量がどっさりと入っています。
このように長く伸ばすためには、
スライスチーズであれば4枚は必要です。
ゆこたんは、さけるチーズを1個に1本入れて作りました
びよ~~~んと伸びて、50㎝くらいまで糸を引きました。
ですが、そのチーズの幅は1~2cm程度でかなり細長かったです。
さけるチーズは、1本の丸たん棒状ですので、このまま入れてもだめです。
さけるチーズをまずは半分に切ってから(長さを半分ではなくて厚さを半分に)
それを左右に分けて2本にして配置します。
そしてその2本のさけるチーズをつなぐようにして
スライスチーズも上下に1枚づつのせてから上にホットケーキの生地を流します。
□□□□□□ ホットケーキミックス
====== スライスチーズ
Ω Ω さけるチーズ
====== スライスチーズ
□□□□□□ ホットケーキミックス
横から見た断面
生地+チーズ+生地 でサンドイッチしたら
フライパンに蓋をして下面を弱火で6分間
プツプツと穴が開いてきます。
ひっくり返して、弱火で2分間焼きます。
焼きあがったら熱いうちに召し上がれ。
間違っても、10円パンの真ん中に包丁で切れ目を入れないことです。
両手で左右に引き千切らないと、チーズは伸びません。
美味しく、美しく、なが~~くチーズが伸びますように。
【結論】
10円パンが焼ける専用の焼き型を使えば、簡単に綺麗な形には焼けますが
焼いている間に中の様子は見えません。
焼くときの火力と、焼く時間は、かなり何回かやってみないと
上手くいかないと思います。
生地の量を間違うと足りなかったり、はみ出したりしますね。
フライパンで焼くと、火加減や焦げ具合が目で確認ができます。
頃合いを見計らって、手順に沿って焼けば、意外と簡単にできます。
とろけるカマンベールチーズをたっぷりと入れると、すごくよく伸びておいしいです。
さけるチーズ+とろけるスライスチーズがお勧めです。
この「10円パン」は、かなりの大きさ(11㎝くらい?)厚みも2cmくらいに相当にぶ厚いです。
巨大な大判焼きの中に、どかん!!と、モッツラレラチーズが入っていますので
かなりのボリュームですし、相当なハイカロリーです。
おやつに…という感覚ではなくて、がっつりと食べる食事のようなものです。
ですが、ほんのりと甘いカステラ生地に、塩味の効いたチーズが入っていてこれがとっても
腰があって良く伸びるので、甘しょっぱくて食べるのも楽しいのです。
さけるチーズは不思議な食感で、なんだか、きのこの「エリンギ」をかじっているかのような
シャクッという噛み応えがありました。
いつもは細く割いて食べていますので、こんな塊で食べたことが無かったので驚きました。
スライスチーズのモッツァレラチーズは柔らかな、滑らかな食感でした。
ゆこたんも、近くに10円パンが買えるお店が無いので、自分で作ったということです。
てっきり昔よく売っていた10円饅頭を連想しましたが
模様が10円なんですね^^;
確かにその大きさなら朝食にはボリューミーかもw
美味しそうなんですが近くに販売しているお店はないですが
自力で作るのも^^;
諦めます;;
そうなんですよ。
10円パンは、10円で買えると思っている方がいる様ですが、10円パンは
店頭で買えば500円です。通販でも買えますが、送料がかかりますし、こういうものはクール便ですから
送料は結構かさみます。
お店で並んで、買って、その場で食べなければ意味がないんです。
この長く糸を引く、のびるチーズがいいからです。
自宅に持って帰ってから、電子レンジで再加熱しても、ここまできれいに伸びるとは限りません。
ですから、ゆこたんは自分で作って、出来たてを引き裂いて、長~~~く伸びたチーズに
かぶりつきたかったのです。
格好は、不細工でしたが、ゆこたんの念願は適いました。♡(*´︶`*)♡満足じゃ~~~
ポチっとするか、メロンパンを食べながら考えちうですw(・∀・)
味の事だけで言うのであれば、10円玉の柄は関係が無いですが
これは、見た目が10円玉(本来は10ウオン硬貨)にそっくりでないと意味が無いです。
柄をつけないのであれば、チーズ入りの大判焼きですね。
10円玉の中から、びろ~~んと伸びるチーズを楽しむものです。