Nicotto Town



災害について

今日は地元の史談会の新春放談会に付き合いました。
テーマは「三六災害」。昭和36年に伊那谷を襲った豪雨災害です。
記録集や体験談をまとめた本などはいろいろ見ていますが、
実際に体験したみなさんの話は実に興味深いものでした。

私が知らなかった話の1つは、小学校の校庭が湖になった話。
この学校は段丘の上にあるので、普通、水がたまるわけがありません。
ところが、学校の上を流れる用水があふれて、校庭に流れ込んだと。
そして、その水が滝になって崖を下り、その場所で大崩落が起きたと。

幸い、この場所では人的被害はなかったのですが、
それは用水を利用する人たちや消防団の人たちがずっと見ていて、
「もう崩れるから、逃げろ」と呼びかけたからだと。
そういう人たちがいなくなった今、同じことが起きたらどうなるか…

この災害から60年余、うちの町では大きな災害は起きていません。
(だから、未だにこの災害が話のテーマになるのです)
でも、それは単に運が良かったからだと、
昨今の各地の大災害を見ても感じます。




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