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立春正月

旧暦では立春を1年の始まり(正月)と考えました。

ただし、太陰暦の1月1日は二十四節気(太陽暦そのもの)の立春と
一致するとは限らないというか、ほとんどの年は一致しなくて、
旧暦では、お月様が朔の日で、立春にもっとも近い日が1月1日になります。

旧暦1月1日と立春が一致する年がごくまれに(平均30年に1回くらい)あり、
それを朔旦立春と呼び、非常にめでたい日とされています。
前回の朔旦立春は1992年で、次回は2038年だそうです。

ともあれ、基本的に立春が1年の始まりと考えるので、
その前日の節分は大晦日にあたります。
節分の豆まきは、大晦日に邪気を払って新年を迎える年越し行事ですね。

ただ、「豆で鬼を追い払う」というのは後付けで広がり定着した話で、
元々、豆をまくのは、鬼と関係なく、それ自体が慶祝の神事で、
一方、大晦日には追儺(鬼やらい)の儀式を行うので、
本来は別物だったこの2つがいつの間にか一緒になった…という説があります。
私は、豆まきの由来としては、この説が有力だと思います。

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2024/02/05 21:25
きつねさん、こんばんは。

節分に鬼を豆で追い払うというのは日本独自の風習で、
江戸時代に一般に広がったらしいのですが、
その由来ははっきりしないんですよね。
それで私は、慶祝の豆まきと追儺の儀式が合体したという説を支持しています。
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2024/02/05 17:14
立春になりましたね。立春は旧暦1月1日と思っていたんですが違うんですね。
2038年、世の中はどんなふうになっているのでしょうか。
京都に壬生狂言を観に行きましたが、鬼を豆で追っていました。
けっこう古いと思うのですが、豆まきは別の意味があったんですね。
勉強になりました。



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