さらば留萌本線(1)
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2024/02/10 15:27:09
北海道に留萌(るもい)本線という鉄道路線がある。留萌本線は、旭川の近くの深川駅と石狩沼田駅を結んでいる。かつては石狩沼田の先の増毛(ましけ)駅まで走っていたが、2016年に留萌――増毛間が廃止され、更に去年石狩沼田――留萌間が廃止された。2026年には残りの深川――石狩沼田間も廃止される予定である。さて、私は去年留萌本線に乗りに2回北海道へ行った。この日記では、そのうち1回目の旅の模様をお伝えする。
23日、羽田空港から飛行機に乗り、旭川空港に行った。バスに乗り、旭川市街に行った。旭川らーめん紅雲(もぐ)でカレーラーメンを頼んだら、店主に「結構辛いですけど、辛さ控えめにしますか?」と訊かれたから辛さ控えめにしたけど、それでも辛かった。でもうまかった。
旭川駅に行き、みどりの窓口で、23日から有効の旭川――札幌――庶路(しょろ)間の乗車券と、25日有効の滝川(たきかわ)――札幌間・札幌――苫小牧間・追分――白糠(しらぬか)間の特急券を、割引にして買おうとした。南千歳――苫小牧間の運賃は、降りる時に払うつもりだ。そうしたら、出札のお姉さんに、「乗車券と特急券を同時に買わないと、特急券を割引にできません。」と言われたから、札幌――苫小牧間の特急券は、後で買うことにした。それから、お姉さんが間違えて、乗車券を25日から有効にして発券してしまったから、直してもらった。そうこうしているうちに、列車が発車するまでの時間がなくなったから、走ってホームに向かった。
普通留萌行きに飛び乗り、恵比島(えびしま)で降りた。恵比島は、1999年に放送された「すずらん」という連続テレビ小説の舞台である。バスに乗り、ほろしん温泉で降りた。ほろしん温泉ほたる館に泊まった。夕食に、グラタンのようなものが載った焼き魚など、変わったものが出た。
'23/2/24
24日、バスに乗り、石狩沼田駅前で降り、留萌行きの列車に乗った。列車の中は、鉄道オタクで満員だった。峠下に着く直前で、運転士が急ブレーキをかけ、列車が止まった。雪の塊にぶつかったらしい。運転士が列車が傷んでいないか点検した。10分ぐらい経ち、無事が確認され、列車はやおら動き出すと、またすぐに止まった。対向列車はいないのに、信号が停止信号を現示しているらしい。再び10分ぐらい経ち、信号が進行信号に変わり、列車は再び動き出した。
ようやく留萌に着いた。留萌駅にある立ち食いそば屋で、予約しておいた駅弁を買った。駅弁は、藤島駅で食べるつもりだったけど、駅員が「除雪をするので、深川行きは1時間ほど遅れて運転致します。」と言ったから、もう食べることにした。駅弁には、にしんの甘露煮と数の子が入っていた。駅弁を食べていると、事態が悪化した。駅員が「深川行きは運休に致します。」と言ったのだ。仕方なくバスで藤島に行くことにした。
その後、鈴木かまぼこ店で薩摩揚げを買った。それから、大判焼という店で、ひき肉と玉ねぎを炒めたものを皮で包んで焼いた、豚(ぶた)ちゃん焼きというものを買おうとしたら、店のおばあさんに「今焼けたのがないの。」と言われた。焼いてくれるのかと思ったけど、焼いてくれなかったから買えなかった。
バスに乗り、藤島駅前で降りた。調べたところ、神居古潭(かむいこたん)にあるトンネルで事故があり、旭川から留萌に行くバスが遅れているらしい。今日の留萌の交通は大変だ。藤島には何もなかったから、バスに乗り、大和田駅前まで戻った。深川行きに乗り、深川に行った。
岩見沢行きに乗り、江部乙(えべおつ)で降りた。えべおつ温泉に泊まった。えべおつ温泉に泊まるのは10年ぶりだ。10年前は、店の人に「おかずが少ないので、ご飯をたくさんお召し上がり下さい。」と言われたが、今は食事を出していないらしい。