どう生きる?⑥
- カテゴリ:日記
- 2024/02/19 08:38:33
第六章 旅の始まり 空港のカフェを出て、彼女の荷物を持ち、 関西国際空港から南海電車に乗り、難波へ向かった。 電車に乗ると、彼女は安堵の表情を浮かべ、 すぐにすやすやと眠りに落ちた。 「疲れたのかな?」と私はひそかに思いながら、 彼女の横顔を見つめた。 どこか安らかな表情で、 まるで子どものように穏やかに眠っていた。 私は彼女の姿を見守りながら、 彼女との新たな旅の始まりを感じた。 一人で日本に来ることは、 さぞかし不安だったことだろうと思った。 彼女が安心して眠る間、 私はスマートフォンでスウェーデンの情報を調べた。 スウェーデンは北欧スカンジナビア半島に位置し、 隣国にはノルウェーとフィンランドがある。 国の面積は日本の約1.2倍で、 人口は約1000万人。 公用語はスウェーデン語で、 第2言語として英語が必須とされ、 英語を話す人が多いことがわかった。 スウェーデンは消費税25%と高い税率を誇りながらも、 福祉が充実している国だ。 離婚率が高く、事実婚が多い。 「サムポ法」という法律が確立されており、 事実婚でも既婚者同士と扱われる。 スウェーデンではキャッシュレスが普及しており、 普及率、使用率ともに高い水準を保っている。 有名な企業としては、家具のIKEAやファストファッションのH&Mが挙げられる。 スウェーデン人の国民性は、 日本人と少し似ていて 几帳面で真面目、シャイな性格、 我慢強い、職人気質、 誰とでもフレンドリーに話す。 決断力が早く自尊心が強いとされている。 人見知りだけど、一度打ち解けると非常にフレンドリーになる。 スウェーデンの美しい自然や豊かな文化についての 記事や写真を見ながら、 彼女が故郷でどのような生活を 送っているのか想像した。 彼女が一人で日本に来ることで 感じるであろう寂しさや不安、 そして新たなる冒険への期待が、 私の心を動かした。 彼女が目を閉じ、安心して眠りについている その姿を見ながら、 私は彼女が日本で素敵な思い出を 作ることができるよう、心から願っている。 そして、私たちの旅が彼女にとって 良い思い出になることを祈るばかりだった。