Nicotto Town



どう生きる?⑳


第二十章 Maja(マヤ)の家族



彼女の両親が住む家に車で向かった。

家に到着すると、彼女の家族が玄関で出迎えてくれた。


「ようこそ!」

と彼女のお父さんが声をかけた。

お父さんは背が高く、ひげを生やしていた。

お母さんはすらっとしていて、と

とても美人だった。

お姉さんたちも、それぞれ魅力的な容姿を持っていた。


「待ってましたよ、海斗のこと。

家族全員であなたの到着を楽しみにしていたんだよ」

とお母さんが笑顔で言った。


私は緊張しながらも、礼儀正しく挨拶を交わした。



彼女の家族にそれぞれの好きなものを渡して、

喜んでもらえたことにほっとした。

そして、家族全員で食卓についた。

庭の芝生が広く、とても大きな家の中には、

豪華なスウェーデン料理が並んでいた。


食卓では、皆が楽しくおしゃべりをしながら、

美味しい料理を堪能した。

Maja(マヤ)が育った環境が少しずつ理解できてきた気がした。


食事の後、女性たちが食卓を片付ける間、

私は彼女のお父さんと話をした。

お父さんはIT会社の社長をしていた。


「将来のことはどう考えているんだい?」

とお父さんが尋ねてきた。


「今はまだ考え中です。この1年間、スウェーデンで過ごして、

新しい文化や習慣を学びたいと思っています。

そして、帰国後に自分が本当にやりたいことを

見つけたいと思っています」と私は答えた。


そのとき、お母さんもやってきた。


「あなた、よかったら私のカフェで働いてみない?」

とお母さんが誘ってくれた。


私は喜んでその申し出を受け入れた。

そこにMaja(マヤ)とお姉さんたちも加わり、

楽しく談笑を楽しんだ。


その後、一緒に旅行に行くはずだった友達が訪ねてきた。

彼女は自分の体調不良で旅行に参加できなくなり、

Maja(マヤ)を一人で日本に送ることになったことを心配していたが、

私の話を聞いて安心して感謝してるとお礼を言った。


「気にしないで。当たり前のことだから」

と私は笑顔で言った。


すると、Maja(マヤ)が突然、歌を歌うことを提案した。

上のお姉さんがピアノを弾き、

彼女が歌い始めた。

日本では考えられないほどのアットホームなひとときが流れた。


Maja(マヤ)が

「海斗は長いフライトで疲れてるだろうから、

そろそろ私のアパートに行くね」と言った。


お母さんが「1週間はゆっくりして、来週あたりからどうかな?」

と聞いた。


私は「よろしくお願いします」と答えた。


「詳しいことはMaja(マヤ)に言っておくから」

とお母さんは言った。


ごちそうになったことと楽しい時間に感謝して、

お礼を言って、両親の家を後にした。


彼女の友達にもお土産を渡して、

私たちはMaja(マヤ)の住む家に向かった。





Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.