【お話】魔術師の歩む道
- カテゴリ:コーデ広場
- 2024/03/16 18:09:25
自分を自在に変化させることができるなら、どこへだって行ける。はるか世界の果てまでも。
もらったステキコーデ♪:21
魔術の定義って、知っている?
自分を自在に変化させる技術、ですって。
それって、そんなに難しいの? ってお師匠様に尋ねたら、
人間は、自分のなじんだものを手放したくない生き物だから、
何かあればどっかり踏ん張って動かないで、
自分以外のものを動かそうとするからねって。
うまくいくはずないじゃない。
誰かにこづかれて、転がされて、うれしい人なんていないわよ。
何かをなそうと思うなら、
自分が変化しないと、どうにもならないわ。
それぐらい、わたしにだってわかるのに。
わたし、頭はよくないわよ。
かしこい生き方なんて、知らないし。できないし。
でも何かを学ぶときには、教えてくれる相手に頭を下げることは知っている。
自分に才能も能力もないのはわかっているから、教わったことを身につけるために、何度も何度も練習するわ。
頭の良い人には、まだるっこしくて、馬鹿みたいに見えるんでしょうね。
でもわたしにできることは、それだけだから。
効率なんて、知らない。
うまいやり方なんて、わからない。
教わったことをひたすら続ける。
そうやって、少しづつ、自分を変えていく。それがわたしのやり方なのよ。
輝く道が開けるのが、一番遅くて、
お師匠様に心配されてしまったけれど、
できることを、ひたすらやっていく。そうやって歩くわ。
見えてきたこの道を。
***
魔術師の弟子。愚直に見えるほど、基礎だけを繰り返していた。
ほかの兄弟子、姉弟子が卒業した後も、次の段階に進めず、心配されていた。
でもたぶん、途中で折れたり脱落することなく、最後まで歩み続けることのできる人。
うひゃ。照れます(〃▽〃)ポッ ありがとうございます
基礎がしっかりできている人って、意外と応用きくんですよ。習得に時間がかかっていたとしても。
不器用ではなく、慎重なんですよね!