遠くから届き、遠くへ届ける
- カテゴリ:日記
- 2024/03/30 09:06:12
光瀬龍先生の小説の電子書籍
もう亡くなってしばらく経つし、
ほんとに好きなひとたち以外には
忘れさられてゆくのだと思っていたので
電子書籍化されることは少ないと思ってたんですが
あれです、もともと某Aはロングテールと言われている
大勢のひと相手ではなく、需要の少ない商品まで
品揃えすることで売上を伸ばしてきたところだったなぁー
と、思い出しました。
ありました。電子書籍、
早速買ったのは〜
たそがれに還る
文体はとつとつとした語り口、やたら難しい漢字が並ぶから
いまどきの若いひとたちには不人気だろうなぁ〜
遠い未来の人類史、しかし描かれるのは、狭い個人的な物語
大きな歴史のうねりを感じることはできず、抗えない
海原に浮いた木の葉の様に翻弄されている
労働者…いまの時代の世界経済と国関係性に影響されて
生活が苦しいわたしたちと、結局のところおなじなのかな
原稿用紙にペンを走らせてたそのひとの
後ろ姿を想像してみる
子供の頃とは、違った視点で読むと、
かつての日本の労働者たちを視ていた視線を感じることができそう
大人になって、派遣社員になって、いろんな職場を渡り歩いて
理不尽なことも経験してきたからこそ、
視えることも増えてそうです
宇宙開発が産業として現実のものとなった今
未来の労働者たちもまた、苦労を重ねるのだと思い、
そこに至るまでに、準備しなきゃならないものがあると
自身の足元を視ることが必要と思える気がしてきました
派遣社員でもできることがあるのでしょうか…
この春に就職、進学するひとたちにも
当面の短期的な目標もだけれど、
自身の積み上げていったものが、
遠い未来に生きるひとたちの礎(いしづえ)になるかもしれないものが
わたしたちの日常の中にあるということを思ってほしい
と、ここに書いていても読まれることは無いかな…
光瀬龍先生は、時代小説も書かれてるので、探してためし読みとかしてはどうでしょう。
紙の本は、エネルギーを使わずに読めるのがいいと思っていますが、実は紙を生産するために、たくさん資源やエネルギーを使ってるので、そう省資源とも言えないかも知れません。
あとは、個人の側の理由としては~
置場所と引っ越しの際に困るから…
タブレット端末に入れて、たくさんの本を持ち歩いて、いつでも読めるので助かります。
娯楽もだけれど、技術書とか、
当面の目の前の仕事に忙殺されてしまうことは、わたしたちにはありがちだからこそ、遠い将来についても気に掛けなくっちゃと、思います。
手軽に読めるのはいいかもしれませんね。
私は江戸時代の庶民の暮らしの時代小説が好きです。
すごい悪い面もいっぱいあるんでしょうけど。
人情を求めているのかな?
今は自分さえよければいい、って人が多くてこれから先どうなるんだろう?と思っています。