1822番:父の戒名に居士号をもらいました.
- カテゴリ:日記
- 2024/04/05 02:48:00
父の戒名に居士号をもらいました.
戒名は、宗派によってまちまちですが、日蓮宗では~信士が一般人に贈られる
名で、在家信者のうち、指導的立場だった人に~居士という称号が贈られます.
贈られるのですから、世間一般のように、お金で買うのではありません.
戦死したふたりの伯父も居士号が贈られました.お国のために身を捧げた
ということで、居士の名を頂戴したとのこと.では父はなぜ、戦死して
いなくても居士だったのか?
おそらく、長年、上人さまのカバン持ちの御奉公をしてきたからだと
思います.その上人さまは1991年帰寂、戒名は信義院日解上人.
お坊様は高僧の場合、日号がつけられます.日解上人は、長年住職
をしておられたことと、ブラジルへの布教活動の成果が認められて
日号と上人号が贈られました.
まあ俗世間の私たちにはピンとこない称号ですが、
きっとあちらの世界では、紫綬褒章か博士号かみたいなものなので
しょうかね.
ブラジルでは日蓮宗のお寺が多く建立されました.その中のひとつの
寺に日解上人の立像があるとのこと.私はブラジルへは行ったことが
ないので、確認したわけではありませんが、何度も渡航されているの
も事実なので、「さもありなん」とだけ言っておきます.
ブラジルに同行したお弟子さんからいろいろブラジルの話を聞きました.
カイピリーニャという強いお酒の話、フェイジョアーダという食べ物、
肉と黒豆を煮込んだものらしいが、食べたことのない私が聞くと
「煮込まずに別々に食べた方が無難だと思うが…」
そのお弟子さんに聞いたことがあるのですが
「南無妙法蓮華経はブラジル語で何と訳すのですか?」
「いいえ、訳しません.そのままでです.」
「ナ~ムミョ~ホーレンゲキョ」なのだそうです.
シュラスコは私は知っていました.私も名古屋の三菱自動車で期間工を
していたころ、ブラジル人と友達になり、キャンプでシュラスコを
食べたことがあります.
ステーキをね、何枚も鉄串に刺して、火で豪快にやきます
味付けは塩を振るだけ.とてもシンプルです.
その友人はゴヤーニャという町から日本に来たと言っていました.
「いつか僕もブラジルに君を訪ねていくよ」
と言ったきり、約束が果たせず、何十年もたってしまった.
ブラジル人の戒名はどう、つけられるんだろう.
今度あのお弟子さんに会ったら聞いてみたいと思う.