友達の息子ちゃんはかなりのイケメン、幼稚園でもモテモテだったらしいので『あらま！ついに男の子まで魅了されちゃったか。笑』と返すと　

　

　

(友)『でもね、旦那はそれを聞いて顔色を変えて不機嫌になってて。そんなやつと口を利くな！とまで言い出してさ。いいじゃんねぇ、子ども同士のことだし。』　

　

(私)『旦那さん言いそうなタイプだ。苦笑　でもね、うちの旦那でもあんまりいい顔をしないと思う。なんていうか男って、男の同性愛者に対する目がえらく厳しいよね』　

　

(友)『分かる！あれなんでだろね、女性は割といいんじゃないっていうか、受け入れられる人おおそうな気がするけど、男の人ってダメって人ほんと多い。で、息子はそれを聞いてあとでこっそり私に"ほんとうに口利いちゃダメなの？友達なのに。。”っていうから、”いいよ、大丈夫、全然話していいよ”って返したんだけどね』　

　

(私)『うん、それでいいと思う。私でも同じこと言うよ』　

　

　

　

実は我が家でも先日、ちょっと似たような状況が起こったのだ。　

　

　

うちの息子は別にそうモテナイので、アイラブユーを言われたわけではない←　

　

　

　　

ある日の夕食の時間　

　

(息子)『僕ね、将来◯◯君と結婚したいんだ！明日僕と結婚してくれる？って言おうかなぁ？』　

　

◯◯君とは息子の幼稚園からの仲良しの友達で、小学校でも同じクラスだ。　

　

　

それを聞いた主人はぎょっとし、顔がみるみるこわばり、低い声でこういった。　

　

　

(主)『結婚の意味分かってるの？それ言われたら◯◯君、びっくりしちゃうよ。結婚は普通女の子とするものなの。それに男同士だと子どもはできないぞ。』　

　

(息子)『えっ、◯◯君は優しくて一緒にいて楽しいから、これからも一緒にいたいと思ったからだよ。ダメなの？それに子どもはできないの？』　

　

(私)『そうだね、男同士だと子どもは無理かな。でも一緒にいたいのなら、結婚っていう形じゃなくても別にいいんじゃない？ずっとこれからも仲の良い友達でいてねって言うのはどう？』　

　

(息子)『うん！明日そう言おうっと♫』　

　

　

　

まだ一年生だし、人として好きなのか恋の好きなのか、息子は全然区別がついてないのだろう。だから結婚したらずっといっしょにいれるだろうと単純にそう思い、口にしたのだろうが、旦那は始終マジトーンだった。　

　

　

旦那は割と視野の広いほうだと思うのだが、同性愛に関してはとても受け入れられないらしい。同性婚、同性愛のニュース等を見ても『本当に理解できない。正直言って気持ちが悪い』とまで言っていた。　　

　

『でもさ、息子がそうなる可能性だってゼロじゃないんだよ。そうなったらどうするの？』と聞くと『悪いけど、俺にはそんなこと、とても受け入れられないよ。』と言う。

　

　

台湾はアジアで最初に同性婚を認めた国だけれど、だからといって世間の目が優しいかといえば、こんなふうにまだまだ厳しい目を持つ人が多いのも事実　　

　

特に、これは台湾に限った話ではないけれど、男性は男性の同性愛者に対して、すごく厳しい目を持つ人が多いなぁと個人的に思う。　

　

私は男兄弟に挟まれているが、昔テレビで同性の友達に男の子が告白という企画があった時　

　

　

『これは…もし自分ならきついな。普通の友達には絶対に戻れん…』とふたりとも顔をこわばらせて言っていたことがある。　

　

　

そして彼らが口を揃えて言うのは『女性の同性愛者にはそこまでの嫌悪感がない』ということ。うーむ。自分がロックオンされる心配がないからか？分からん。　

　

　

たとえばこの先、息子が変な女に捕まって、人生めちゃくちゃにされるより、同性だろうがなんだろうが、自分の好きな人、自分を思ってくれる人と毎日幸せに過ごしてくれたほうが全然いいと、私は思っているんだけどね。