怒れる母
- カテゴリ:日記
- 2024/04/20 00:52:22
夕方息子を小学校へ迎えに行った。
バス停でバスが来るのを待っていると、乗る予定のバスが道を曲がり、こちらに向かってくるのが見えたが、ちょうど交差点に差し掛かり、歩行者が歩いていたためバスは人の波が途切れるのを待つため停まった。
(息子)『えー、なんであそこで止まるの?』
(私)『そりゃ歩行者が歩いてるからだよ。歩行者優先だからね。』
(息子)『車は停まって待ってるのに、なんでみんなあんなにゆっくり歩くんだろう。なんで走らないの?』
(私)『しゃーない、台湾だから(笑) それにまぁ足が悪いとか、具合が悪いって可能性もあるかもしれんやろ?』
(息子)『もう無視して、轢いちゃえばいいのに!!』
うぬっ、そうきたか・・・
しかもかなりのボリュームだったから、隣にいたマダムが驚いた顔で息子を見ていた。
・・・まぁ、そうですよね。申し訳ありません、ちゃんと後で言って聞かせます。
実際私は内心、『なんつーことを言うんだ』とかなり怒りメーターが上昇していた。その場ですぐに注意しなかったのは、言い方を考えてからのほうがいいなと思ったから。そこで家に帰り着くまでの30分ほどずっと頭の中で『どうしたら響くか』を考えつつ、シュミレーションしていた。私頭が悪いから、こうしないと何か支離滅裂な説明になっちゃうのですよ。苦笑
家に帰り着き手を洗い終えた息子
(息子)『さー、おやつおやつ』
(私)『ちょっとお待ち。その前にここにきて座りなさい。』
毎回これを言われるとお説教が始まることを分かっている息子は、えっという顔になった。言われたとおり、おとなしく座る息子
(私)『最初に言っておくけど、お母さん、今ものすごく怒ってるんだ。なんでか分かる?』
(息子)『えっ、僕なにかした?考えても全然わからないよ。』
(私)『さっきバス待ってる時にいった言葉覚えてる?轢いちゃえばいいのにって言ったよね?』
そこで初めてハッとする息子
(息子)『い…言った…』
(私)『お母さんはあれを聞いた時、すごく驚いたし悲しかったし不快だったよ。まずなんであんなこと言ったの?』
(息子)『面白いかなって思ったの…』
(私)『だったらはっきり言うね。少しも面白くないし、なによりダサい!たぶんウケると思ったんだろうけど全然おもしろくないから。冗談っていうのはね、相手も面白いと思ってそこで初めて成立するの。全っ然面白くない。』
(息子)『ダサい!?面白くない!?』
そう… この年頃の、しかも男の子って結構ダサいとかカッコ悪いという言葉に過敏に反応する気がするのですよ。だから敢えてこのワードを使った。
(私)『ちょっとこんなこと言う僕かっこいいって思ったでしょ?(頷く息子)いや、めちゃくちゃダサいよ。隣にいたマダムも驚いてたわ』
(息子)『えっ、ほんと?』
(私)『うん。ほんと。あのね、冗談って言っていいことと悪いことがあるんだ。人殺すとか、あと人を傷つけるような冗談は絶対言わないように。一つも面白くないし、人を楽しいどころか不愉快な気持ちにさせるから。あとダサい(←まだ言う)。分かる?』
(息子)『はい… ごめんなさい。僕分かってなかった』
自分を大きく見せようとしたり、ちょっと強がって話を膨らましてみたり、この年頃の子には結構あるあるかもしれない(少なくとも息子はそう)
だけど、言っていいことと悪いことは絶対に教えていかないといけないと思う。
特に死ねとか殺すとか、そういう言葉を簡単に使うような子にはなってほしくないなぁと思っているのでね。
最近見ているYouTubeの内容を真似して言っていることもあるから、これまでは割と自由にしていたけど、ちょっと見ている内容も考えないといけないのかもしれないなと思う今日このごろ。
こんにちは☆
私も内心は『人が停まってるんだから、さっさと歩かんかい(イライラ)』ってなることありますw口には出さないけど、なんであんなにのったりゆっくり歩くかなぁ…と。でも事情があるのかもしれないし、と耐える。特に台湾では老若男女そういう人がほとんどなのです。うーむ
たぶん歳を重ねるとお友達同士ではそういう冗談も言い合う日がくるのでしょうね。ころすぞ、とか。ある程度大きくなったらもう仕方ない、自分で判断せぇとなると思いますが、でもできれば、やっぱり言ってほしくないと思ってしまうのです。
いえいえ、とんでもない。とっさの事に対し、ゴルァァア!となることばかりですw今回は珍しく自分を抑えられただけです。苦笑
もっと沼子さんみたいにおおらかにどっしり構えて見守ってあげられたらといつも思うんですが、なかなか難しく。とにかく『感情的に怒らない』『ゆっくり分かるように説明する』と心がけていますが、なかなか思うようにはいかなくて。難しいですね。苦笑
>ピンクコーラルさん
こんにちは☆
あっ、でもこの間道を飛び出しそうになった時と舌打ちした時は思わず頭をはたきました^^;
年に1,2回ですけど、絶対に許せないときには私は手が出ます。
主人は6年間一度だけお尻を叩いてました。腕白な息子相手に6年間ノー鉄拳は無理だったな。。本当は鉄拳に頼るのだけはやめとこうと思ってたんですけどねTT
納得いかないことはプリプリすることも多いので、今回は幸い納得してくれただけですよ
納得いかないことを言い聞かせる時は私もとにかく頭をフル回転して色々と考えます。
それでもなかなか入っていかない時は主人にお願いすることも。
ジャンプして進めばいい!って楽しくていいですね!うわー、それ言ってあげたい!!!
次はもっと楽しいことにつなげるのも一つの手ですね!すごくいいヒントをいただきました☆
ありがとうございます☆
よくお家まで我慢したな~って感心しちゃいました。
場面をつくって、おちついて、話しあうことも大事なんですね。
彼の反省と理解力が「ぼくわかってなかった」って6歳児がいえるってことが、
おばちゃんは感動しました。
大抵のおこちゃまは、「おこられたことにすねて」、ぷいぷいしそうだもん。
次は、「ひいちゃえばいい」といわずに、「ジャンプして進めばいいのに」とか、
夢ある発想ができたら楽しいですね。
これは夫がよく言ってる(^^;
信号無視するチャリとか全く車の流れを見ずに歩く人とか。
これで実際停めれなくて轢いたら運転手が本当に気の毒だけどね(>.<)
轢いていい(死んじゃっていい)、これは夫は諦めて、子供にはそう思って欲しくない。
衝撃映像はたまに家族で見て笑っているけど、最近の地震で家が倒壊等は笑って欲しくない。
ここら辺は、リー君には難しいかもね。
主旨からそれました(^^;
ちぃさんが子供に分かりやすく丁寧に話し心を掴んで(ダサい、とか)お見事です(*^^*)
話がある、で息子さん逃げずに文句言わずに前に座るところから、子育てに成功してることを伺えます(^O^)
ロックさん、こんにちは☆笑
そうなんですよね、本当によくも悪くも影響を受けやすいなぁとはすごく思います。
やっぱり死ねとか殺すとか、そういう言葉だけは冗談でも言ってほしくないので、言った時はその都度言い聞かせていかないといけないなと思います。
頭ごなしに叱ってもいいことがないですよね、なので何かこういうことが起こった時は、まずは理由を聞いてから一つ一つ順を追って話していきたいところです。
理解してもらうには、もうその都度言い聞かせていくしかないと思います。何度も何度もTT
>四季さん
こんにちは☆
そうですね~まだ6歳なので、これからもこういうことってたくさんあるんでしょうね。
私は男兄弟に挟まれて育ったので、男の子の育児はまぁなんとかなるかもと軽く考えていたら、全然そうはならなかったです。同じ男でも性格も考え方も悩みもこんなに違うなんて。苦笑
むしろ私がこういう出来事や、息子との時間で学ぶことのほうが多いのかも知れないとも思う時があります。これまで考えたことや想像していなかったことにたびたび遭遇するので、落ち込みつつも人としてのレベルを上げるチャンスだと言い聞かせて(それでも爆発しまくるダメ母です。苦笑)
YouTubeって役に立つ動画も多いんですけど、反面子どもに見せなくないものもすごく多いです。ちゃんと見極めていかないといけないですね。
まだまだ幼い息子さん、学ぶ事がたくさんありますね。
こんなしっかりしているお母さんがついているから、大丈夫(o^^o)
YouTubeも、時々炎上してますね。たくさんの人がやってるから、中には子供には見せたくない内容もありますね。
口に出してしまうと取り返しがつかないことってありますよね
子供は友達やテレビなどの影響を受けやすいので
仲間内や芸人が「死ねばいいのに」なんて流行ったりすると
真似してしまいます
頭ごなしに怒ったりしても反感を持たれるばかりかも
理解してもらうにはどうしたらいいんでしょうね