お隣のこまったさん
- カテゴリ:日記
- 2024/05/19 13:23:34
入院中のお話について。
私は三人部屋だったのですが、そのうちの一人がかなりクセの強い方で。
おそらくお年は…50代後半か60代くらいじゃなかろうか。
この方とにかく独り言がものすごく多い。寝ている時以外は常になにかブツブツ喋っているのです。別に普通の独り言なら気にならないんです、私も多いほうだし。ただそのほぼ8割方が
恨みごと。
夜中にふと目が覚めると、薄暗い病室に彼女の恨みごとが聞こえてきたりして
ホラー?(涙)
となりました(後半はもう慣れてましたけど。苦笑)
彼女は転んで足の骨を折って手術を受けたらしく、それで入院しているようでした。
そんな中事件は起きました。
入院二日目に私がトイレに行くため、ベッドからおりてサンダルを履くと、
ベチョッ
私のサンダルの下に水がこぼれている。水?え?なにこれ?どこから流れてきたんだろう?
そこでナースステーションに行き(病室の眼の前だったから)事情を説明すると看護師さんが、
『あちゃー、言いにくいけどそれ隣の方のお小水だわ。苦笑 たぶん彼女、袋がいっぱいになったのに気づかずにそれで漏れちゃったのね。すぐ清掃の方呼ぶからね。ごめんなさいね。足…急いで洗ってきたほうがいいわよ?苦笑』
と言われ、真っ青になって病室の中に戻り、浴室で足を洗う。
話の内容からしておそらくだが、彼女は動けないからカテーテルを入れていて、ある程度たまったらそれを処理するよう看護師さんに言わないといけないらしいが、彼女はうっかりそれを忘れてしまっていたらしい。で、漏れて私のベッド横まできてしまった、というわけらしい。
仕方ないとはいえ、これには私もショックだった・・・
その後、清掃のおばさまが来てくれて掃除をしてくれたが、『あんたのベッドのほうまで行ってたのね。踏んだってきいたわ、ごめんねぇ、足は洗った?』と言われたので『あ、はい…大丈夫です…』と答える。
それから30分くらいすると突然隣のベッドから
うわーーーっ
と子どもの泣くような声が聞こえてきた。えっ、えっ、どうしたの?汗
あまりにも大きな声だったし、病室の前はナースステーションなので看護師さんの一人が来て彼女に聞いた。
『◯◯さーん、どうしたの?』
看護師さんの対応からして、すでに慣れている印象を受けたからおそらくよくあることなのだろう。
『ここは嫌なの!ここは嫌いよ!私は早く退院したいのー!早くここから出してー!』
と号泣している。
『そんなこと言ったって、まだ骨はくっついてないし、帰って一人で生活するのは無理でしょう?』
そんなやりとりの後、ようやく彼女は泣き止み、看護師さんは業務に戻っていった。すると
『ここの看護師は私以外には優しいのになんで私にはいつも冷たいの?掃除のおばさんだっていつもすごく嫌な顔で私を見る。私はこんな場所にいたくない!ここを出たらここの悪い評判をみんなにばらまいてやるから』
みたいなことをブツブツ言っている・・・ えええ・・・・
午後からは精神科の先生が来て彼女の話を聞いていたが、どうやら家族や友人ともうまくいってないうえに、ここにきてまで私は人にいじめられる
ということを切々を訴えていた。
彼女が起きている時にすることはこんなふうに恨みごとの独り言をつぶやくこと、大音量で台湾ドラマを見ること、家族や友人に片っ端から電話をかけることなのだ。
電話については毎回スピーカーにして話すから会話は聞くつもりがなくても丸聞こえなわけで、兄弟や友人からも『いつも人のせいにばかりして、わがままばっかり言うんじゃない。いい加減にしなさい』とたしなめられてばかりいた。
私が彼女のお小水を踏んでしまった後にも、お姉さん?に電話をしていて、看護師の態度が悪い、掃除のオバハンがすごく嫌な感じ。私はわざとじゃないのに!転院したいなどと言っていたのだが
『あなたの態度が悪いから看護師さん達の態度も悪いの!掃除の方だって、毎日大変な気持ちでお仕事されているのよ!さっき看護師さんから電話があって、尿が溢れてしまって隣のベッドの方に迷惑をかけたことも聞いたわ!あなたちゃんと隣の方に謝ったの?謝ってないでしょう?あなたがちゃんとするべきことをしてないからまわりもあなたにそういう態度になるのよ!転院?そのお金はどこにあるの?私たちをあてにしないでちょうだい!今回長期で入院したことでただでさえお金がかかっているのよ!食事中だから切るからね!』
とこっぴどく叱られていた。
ていうか…お姉さんはすごくまともな方なんだな。
入院中毎日こんな感じだったから本当にまいった。途中からはつらくなり、イヤホンをつけて生活することが多くなったのである。
彼女がどれくらい入院しているかは知らないし、私には分からないつらさや不安も多くあるのだろうが、少なくとも一定期間そこにいなければいけないのなら、少しでも自分自身が居心地良く過ごせるよう、他人に感謝の気持ちを持って接したり、自分自身も努力しなきゃいけないと思うんだけどな。
彼女はまだあそこにいるのだろうか。一言も言葉を交わすことがなかった彼女と私だが早く退院し、家に戻れているといいなと思う。
家族が親身になって良かれといっても
「否定する」「同意してくれない」と、”自分を肯定しない人間を非難”したり・・・
「依存」がきつくて、「執着」が強かったり・・・
相手の時間をきにせず、24時間365日頻度も相当で電話シテキタリ、メールで返信ないとキレたり。
この場合の”否定する”っていう程度は。
「それは、ケガするからしまいなさい」・・・みたいなことでも、いうんです。
「おきて顔をあらえ」と親がいっても、被害者ヅラして文句いう感じですかね。
指図するなって感じでしょうかね。
家族からしたら、当たり前の程度の注意で、これでは、お手上げですよね。
上げ下げした起伏の感情の中で、言葉で「悪いと思ってる」というけど、反省しないから、変化、改善はしないので、周りが何も手の施しようがないって感じで、放任しちゃう・・・感じでしょうかね。
本当に、本人も家族も、心から病んでいって、身を亡ぼす病気なんじゃないかと思いますよ。
なんでなのか。
そういう人にかぎって、生活も不規則で、夜型なんですね。
正しい生活、日中の生活が治療に大事なんですが。
規則正しい生活をおっくうだといって行わないんですけど、
ゲームやギャンブルや飲酒で堕落していくんですよね・・・。
精神疾患は、完治しなくて、「寛かい」というんですね。
脳は、一度記録されたことはゼロにはできなくて、思い出さないだけ、想起されないだけなので、
何かのきっかけで再発するそうで。
よく耳にする・・・トラウマ、フラッシュバック、PTSDということになるわけですね。
寛かいしても、眠ってる記憶、火種がくすぶる感じでしょうかね。
脳のことでいうと、認知は、想起できない・・・脳が委縮する、情報伝達が阻害されたことで起こるそうです。
ざっくり知ってることでいうと、こんな感じでしょうかね。
ストーキングもそういう脳のアレで執着してる人だと思いますね・・・。
こんばんは☆
ありがとうございます☆
そうですよね、私にとってもおそらく初めての経験だった気がします。最初のうちは同情的な気持ちもなかったわけではないのですが、あまりのも他責の念が強すぎて、しんどかったです・・・
彼女が電話をかけても出ないとか、かなりコールがあってようやく面倒くさそうに出る、というパターンが多かったので、普段からあんな感じな気がします。
Summyさんが目撃した男性は家との関係で苦しんでいそうですね。もうまわりが見えなくなるくらい追い詰められていたのでしょうが、車内にただよう気まずい空気を呼んでいるだけでも伝わってくるようですね><;
>ピンクコーラルさん
こんばんは☆
あはは、いつもとテイストが違いましたしね、すみません、驚かせちゃって。苦笑
ああ、なるほど。そういう病の方なら分かる気がします。こういってはなんですが、ちょっと普通じゃない感じでした。主人もお見舞いに来てくれた時に同じように何度も彼女のつぶやきを聞いていますが、『…病んでるね』と言っていたのはそういう意味だったのかもしれません。
人のお小水を踏んだのは初めてだったので、本当にショックでした…TT
ねんざさんのコスはきっとお小水ではないと思いますが(笑)
それにしても一言迷惑かけましたね、くらいは言っても罰は当たらないと思うんだけどな。。。
ピンクコーラルさんのお知り合いにも総合失調症の方がいらっしゃるのですか?私は私が知る限りまわりにはいなくて本当に色々と衝撃です。
でも彼女の話や、相手の話し方を聞いていると、ものすごく周りから問題ばかり起こす、頭の痛い身内(知り合い)という印象はすごくありました。あれだけ他責の念が強く、人に謝るとか丁寧に接するという気持ちがなければ、そりゃ周りはしんどいだろうなと思います。感謝の気持ちとかがまったく感じられなかったので。人間同士ですもの、そのあたりの礼儀がないなら、どこに行っても問題は起こるでしょうしね。
そうなのですよ、私も意外でした。看護師さんが確認するものだと思っていたので。もうベッドの上からは動けないものの、起き上がったり元気だったから、自分で指示するように言われたのかな。ちょっとわからないんですけど
ピンクコーラルさんの経験談を聞いても、入院アイテムにイヤホンは必須なのですね。苦笑
それにしてもさすがにちょっと怖い人と隣になってしまいましてね。
家族もたぶん見放すこともできず、病院も患者を選べないから、大変ですよね。
尿もれの件は日本なら考えられないかなと私も思いました。亡父が入院中、やはりチューブ入れられてましたが袋から漏れるなんてことは一切無いし、どの位尿が出てるか時間ごとにきちんと記録していました。
今回ちぃさんはいろいろ大変な思いをしたけど、予定通り退院できて、とにかく本当に良かったですね。
その人は統合失調症ですね・・・被害妄想もでてるようだし。
よっぽど親の金か兄弟の金で生活が成り立ってるんでしょう。
出歩かず、ゲームやテレビみてるから、骨ももろいんでしょうね。
人のション・・・としらずふんでしまった衝撃・・・。
そりゃ・・・早く家に帰りたいと思うわけです;
今回のお店イベのねんざさんのコス状態ですね。
そこまで家族に叱られても誤りもしないなんて・・・そうとう薬のんでないか、状態が酷いんでしょう。
自分の家族でないけど、知り合いにいるのでよくわかります。
そういう人が退院して、ちょっと調子があがってくると、上から目線で会話するんです。
なんの根拠あって自信もってるんだか;
日本だったら尿袋は、患者がいうのではなく、ペースを頃合いみて計って、
看護師さんが交換にくるんでしょうけどね。
というか、定時に尿量をチャックしますね。
排尿が正しくされてるかって意味でも。
それは・・・治るものも治らない、退院して正解でしたね;
わらってすごせれば、治るものも早かったのにね;
・・・けっ!って吐き出したくなるわ・・・おまけにレバーもでますわ;
隣の迷惑さん・・・私も入院時にあります。
ばばーですが、ネタがないから入院してくる人くる人つかまえては、
なんで入院したか?家庭の状況など聞き出そうとします。
そのババーの面会人家族も迷惑人で、時間すぎてもず~っと居座って。
ごそごそ長い時間をしゃべっていきます。
個室にいけや!状態です。
他人の不幸をあーだこーだと、自分が入院患者なのにネタにして語るので、耳障りでした。
ナースステーションに苦情がいいたかったですが。
たぶん、善行されない人にいっても、余命も短いでしょうから。
無視しつづけ、カーテン越しにも呼びつけるので、イヤホンして寝ていました。
退院まで一言も話さず退院したりました。
相部屋は・・・相手を選べれないのが難点ですね;;
知らない人がつらい様子で、
家族とのやり取りを聞く
という経験はあまりありません。
が、つい先日、座席がほぼ埋まった車内で
若い青年が、家の人と話している様子
座席から床に崩れ落ち、低いうなるような
小声で、家には帰らない、
そして大声で
なんでわからないんだ!と
ほんの3駅で
青年は下車しましたが、車内の人は
固まっていました。
こんにちは☆
お義母さま、それは大変でしたね!入院期間が長くなるとそれだけできっと気分も滅入られると思います。それに夜中わめき声なんて度々聞かされたら、そうなるのも無理はないかもしれないですよね。
早めに退院できて本当によかったです!
私はたった数日でしたが、それでも精神的にきつかったです。『いっそここの屋上から飛び降りてやろうかしら』なんてことも言っていて、内心ひぃぃーとなりましたTT
>ねんざさん
こんにちは☆長野のナイスガイ&長野一常識人のねんざさーん^^
私もそう思います、ていうか両端に入院している人がいてあの独り言って…聞いてほしいのかなんなのか…最初に泣き出した時に『大丈夫ですか?』って声かけようか迷ったんですが、結果声掛け無くてよかったかもって思いました。なんていうか…電話の相手の感じからしても、いつも人のせいにしたり、悲観的になる方のようだったので、不用意に言葉をかけても却って悪い結果を呼んでいたかもと思って。
なんでも人のせいにするのは楽ですが、結果的に自分にはマイナスにしかならないし、人がどんどん離れていくことに気づかないのは悲しいことです・・・
>ねこまろさん
こんにちは☆
今回含めて3回入院経験があるのですが、出産、チョコレート嚢胞の時はどちらも常識的な方、もしくはフレンドリーな方だったから、今回は本当にまいりました…
ただでさえ入院していると気分が落ちますから、早めに退院できてよかったです。
毎日毎日聞かされていたら、どうにかなっちゃいそうで><
もう一人のおばあちゃまは明日、月曜日に家に戻られるとのことでしたし、常に明るいハキハキしたヘルパーさんが24時間ついてらっしゃいましたから、きっと大丈夫かと。
私よりは長く入院しているようでしたが、真ん中のベッドの方とまったく接触していない感じからして、おばあちゃまとヘルパーさんも一線引いていたんだと思います。
フレンドリーな台湾人にしては珍しいことですが毎晩恨みごとを聞かされていたら、そうなるのも理解できる気がします。ちょっと異様な感じでしたから><
話す言葉が割と単純というか、割と聞き取りやすい方だったからですよー。ニュースとかちょっと難しい内容になると『??』となることも全然めずらしくないですから。笑
病室あるあるですね。
愚痴しか言わない人にあたると疲れますね。
早く退院できて(逃げられて)良かったです。
3人部屋ということで、その人とちぃさん以外のもう一人の残された患者さんの運命や如何に。
それはそうと、スピーカーでの会話の翻訳、バッチしじゃないですか。
ヒアリング凄い。
入院中不自由なのはお互い様ですから
最低限のマナーは守らないといけませんよね
長野で一番常識のある男・ねんざでした(^O^)v
夜中に認知症の患者さんのわめき声が聞こえて眠れず軽い鬱状態になり
窓が開いたら飛び降りたいなどと言い出しました。
そこで退院をすこし早めてもらい、事なきを得ました。