クラフトフェア
- カテゴリ:日記
- 2024/05/26 14:50:39
昨日、地元で開催中のクラフトフェアに行ってみた。
3年ぶりくらいかな、行くのは。
こんな山奥なのに、全国から申し込みがある一大イベント。
昔は単純に凄いなーと思って見て回っていたけど、
最近は「お買い物」って思わずクリエーターの展示会と思って見ており、
それはそれで楽しい。
陶芸家とか、アクセサリー作家とか、ガラス職人とか。
そう言うのって国家資格があるわけじゃなくて自分で今日から作家って名乗れる。
ただ身内の潰しあいじゃないけど、「あの技量で作家とか名乗るな。」とか、
その狭い世界の中でのマウントとかグループ争いはあるんだと思う。
それでも、誰しもその気があればその日から名乗れる。
ただ技量が無ければ、金が無ければ作れないし、売れない。
まして狭い世界。技術だけじゃなくて、コネ、ツテがものを言うんだと思っている。
凄いもの作れば売れるって訳でもなく、宣伝や販売経路を獲得しないと日の目を見ない。
だから、都心のイベントに出られれば良いけど、田舎でも大きなイベントなら必ず参加して、
まずは自分が作っていますって認知してもらうことが大事なんだろうな。
今回のクラフトフェアはある程度有名なので、自分を売り込むチャンス。
しかも審査基準があるので、参加することはある程度のお墨付きをもらえる。
同じ業界の中ではあまり認めてもらえなくても、外の世界に認知してもらえるのは大きいんだと思う。
外の世界に認知してもらえれば、技術があれば噂になって広まるから。
なので、クラフトフェアは展示会。
だからそこで大儲けするんじゃなくて、
その会場にくる客に認知してもらい、バイヤーと交渉する場所。
静かに聞いているとあちらこちらでバイヤーとの交渉が展開されている。
それを聞くのが面白い。
今まさに、一人の作家が認知されてチャンスを得る瞬間。
そう言う現場を聞きたくて、昨日は観に行った感じ。
また、会場では陶芸家やガラス作家がいくつもブースを出しているので、
各自が他のブースに偵察や関係を作りに行っている。
素人の私でも陶芸を見比べれば、こちらの方が作りが丁寧とか、発想が良いとか。
ガラスを見れば綺麗だけど機械的で面白みに欠けるとか、華やかだけど雑だとか、
する気は無くても比較してしまう。
作家さんが普段どういう交流をしているか知らないけど、
こういう場に出てきて商品を並べることで、力比べの場所にもなっているんだろうな。
昨日見て回る中でもいくつか面白いのがあった。
1つはガラスのコップで、のぞき込むと万華鏡のようであり、真夏の海のようであり、
映る影は水面のよう。
素人目で見ても計算されており、異様にギラギラしているとかもなく、
個体ごとの出来の差もそれほど感じなくて良かった。
お値段は4400円。
陶芸ではろくろ?で作った器にレース調の穴をあけ、釉薬をかけて焼くことで、
溶けた釉薬が穴をガラスで塞ぐと言うもの。
発想は良いし、手間がかかるのは理解できるけど、穴の切れ込みが雑で、
釉薬もしっかりかかっていないものがあったり、肝心の口の当たる部分にざらつきがあったりと、
ビジュアルは良かったけど粗さが目立った。
もう一つの陶芸は土を層にして整形したコップで、こちらは手触りが滑らかで、
軽くて、口の当たる部分は特に丁寧に作られていた。
土の層が織りなす模様も綺麗で、これは凄いと思ったら7000円したw
ガラスでは他にとても均整の取れた、泡も着色も無い透明な食器が売られていた。
技術は安定しているけど、やや面白みに欠けると言うか、工業製品のようで、
クラフトフェアで差をつけるのは難しいかなと思った。
あとは陶芸で非常に独創的な花器があった。
多肉植物様の置物が一輪挿しにもあるもので、発想、技術が突き抜けていて、
オンラインショップでも販売。
手持ちがなかった(と言うか、その日は買う気が無かった)ので見送ったけど、
オンラインショップを見てみようと言う気になった。
素人の私でもこんだけ思うんだから、その業界内の色々はもっとすごいんだろうな。
外野の私は1時間ほど見て回って、非常に面白い思いができました。
クラフトビールっすな。
お酒が飲めないので、そちらは全くです笑
パンだけのイベントでも、人を呼べそうですね。
一回見てみたいものです。
クラフトフェアの場合は特定の窯元集団とかではないですが、
一度に色んな種類を見れるのが面白いと思ってます。
ただ、作品の出来に関しては、窯元に行くのとは雲泥の差ですが。
タイトル見て、BEERを思い浮かべたのは、あっしだけですか?ww
とは言え、楽しそうなイベントですなぁ。
一日中楽しめそうっす。
最近のオイラは、パン関係のイベントに顔出してます。
この頃、曜日感覚がすっかり麻痺したおいら。
来週から、いよいよ仕事…社会復帰できるのかなぁ
お気に入りの陶芸家とかいて、たまに買いに行きます