Nicotto Town



重賞展望


府中のGⅠが終わって上半期のGⅠも残すところ宝塚記念の1つだけ。安田記念に出走した香港馬2頭は回避みたいやね。今週末の重賞はエプソムCと函館スプリントSの2つ。

【エプソムC】時期的なこともあってか近6年中5年で道悪。年によってかなり馬場が違いだけに傾向を読み解くのはなかなか難しい。ラップを見ると19年こそ重賞とは思えへんほどのドスローでほぼ3Fだけのレースになったけど、20年は1秒4のハイペース。21~23年は前後半差ほぼ1秒以内とミドルの範囲内で中盤の緩みもこの距離としては小さめの持続力ラップ。明確に前有利ってほどではないけど雨で速い脚が使えへん分、極端に後ろからでは届きにくい印象。血統ではヌレイエフ≒サドラーズウェルズ、ロベルトあたりが目立つけどこれも雨の影響はあるやろうから参考程度に。

レーベンスティールはセントライト記念は時計も勝ち方もなかなか優秀やと思ったけどこの時の中山は例年にないほどの高速馬場やったし、モレイラが完璧に乗ったのも大きかったからこの時のイメージを引きずり過ぎるのも危険かなと。そう思わせるくらい前走新潟大賞典の負け方はだらしなかった。初の58キロに鞍上弱化、特殊な馬場と敗因はあるにはあるけど、59キロを背負って展開不向き、荒れた内枠やったヨーホーレイクは3着好走してるわけやからね。まぁ、今回大箱コースに高速馬場(これは天気次第やけど)、ルメールへの乗り替わりはプラスやけど59キロ背負わされて古馬の重賞級を相手に上位人気で本命打ちたいかとなるとね。ジェイパームスは前走むらさき賞の時計や勝ち方は強いように見えたけどかなりの高速馬場で前が締まったペースで引っ張ったことで時計が引き上げられた感もあるし、斤量差1キロ背負わされてたドクタードリトルと4分の3馬身差となると心許ない気も。人気薄なら期待を込めてって手もあるけど上位人気となると。ヴェルトライゼンデは2度目の屈腱炎から1年2か月ぶりの復帰戦。能力の元値や実績はここでは頭2つは抜けてるけど能力を出せるかどうか。あとは大阪杯の感じを見ても高速馬場で小回りやと2000でも少し忙しい感じはあったからね。今回大箱左回りは良いけど高速1800でペースが流れた時に追走面でどうかかな。トゥデイイズザデイは前走は9が月ぶりのレースで距離もベストより若干短いマイルやったから2着は悪くない。3走前の垂水Sでは高速馬場やったとはいえ時計は優秀で買ったアルナシームとはアタマ差、3,4着馬も後に重賞で好走するパラレルヴィジョンとクロミナンスとメンバーレベルも高く重賞でもやれる力はある。そのレース勝ち馬のアルナシームも当然有力。気性的な難しさがあって得意条件がわかりにくいけど距離はこれくらいがベストで叔父にシャフリヤールやアルアインがいる血統的にも瞬発力特化のレースよりスピードの持続力を活かす展開向き。穴っぽいところなら雨で末脚が利きにくくなってのシルトホルン、セルバーグあたりの前残りかな。脚質的にお互いとの兼ね合いにはなるやろうけど。





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