「とらつば」のあれこれ
- カテゴリ:日記
- 2024/06/07 23:09:38
昭和22年、ヤミ米を買わず、亡くなった裁判官がいた
…というのは、わりとよく知られている実話。
花岡くんは少しは食べているようだから大丈夫か…
あれ、でも花岡くん、佐賀だって言っていたような…
まさか…と思っていたら…
朝ドラは隣の部屋で音だけ聴いているって前に書いたけど、
「虎に翼」は面白くて、つい観てしまう回が多い。
戦前編も、人質司法や親権など、もろに現在につながる問題を
よく取り上げているのが目を引いたけど、寅ちゃんが次第に成長し、
「法律とは何か」についての考えを深める様子も興味深かった。
今週は、新憲法はゴールではなく、また1つのスタートだった
…ということを視聴者に示す重要な週。
それと、寅ちゃんが自分を裁判官にしてほしいとお願いに行った時、
桂場さんが「なぜだ?」と聞いた…これが今週のもう1つのテーマ。
自分は今なぜここにいるのか…寅ちゃんは今日、その答えを出し、
自分も「不断の努力」(憲法12条)を続けることを決意した。
フィクションも入っているけれど、史実を踏まえた部分が多くて、
スタッフがよく調べているし、脚本もよくできている。
日中戦争の開戦後、女性が多くの分野に進出したのは人手不足だったからで、
そのために弁護士も1つの象徴として扱われたのでは…なんて思っていたら、
そのことは竹中記者にしゃべらせる形で、ちゃんと織り込んでいた。
「虎に翼」というタイトルの本当の意味は、まだ分からない。
ところで、寅ちゃんを「サディー」と呼ぶライアンこと久藤頼安、
そのモデルの内藤頼博は旧高遠藩主・内藤家16代当主で、本物の殿様判事。
高遠には、頼博さんが亡くなる前年の1999年に植えた桜の樹があって、
現在、その樹が高遠城址公園の桜の開花の標準木になっている。
寅ちゃん、「法はきれいなお水がわく場所」と思っていたのに、
「人としての正しさと、司法としての正しさが、こんなにも乖離…」(花岡)
という難しい問題にぶつかって、
そこへ「君も正しい。俺も正しい」という上司が登場。
目が離せません。
連続もので、今私が楽しみにしているのは、虎に翼と、一ノ谷博士の「トカゲがいる」シリーズです。
寅ちゃんも、トカゲのたっくんも いいですね。
ライアンさんのモデルは、高遠のお殿様だったのですね。ニコ友さんの高遠の桜の動画を思い出しました。
アルプスを背景に、品のある満開の桜でした。