Nicotto Town


アザミのつぶやき


サラリーマン・バトル・ロワイヤル

「サラリーマン・バトル・ロワイアル」、コロンビアのボゴタで会社内で、建物の中に閉じ込められた社員80名がバトルロワイヤルを矯正されるお話。原題は、Belko Experiment。Belkoは会社の名前。ロッテン・トマトでの評価は67。


下敷きになっているのは「スタンフォード監獄実験」という有名な心理学実験。これは、心理学を本格的に勉強したら、今どきは大概ちょこっとはこれについて教わることになっている。
実験の被検者になってくれた人たちわ、抽選で看守と囚人に分けて、その役になりきってもらう。ところが、これが度を過ごして虐待の連続になり、囚人が反乱を起こし、殺傷事件になっていくというお話。実話だけど。これをネタにした映画が、ドイツで、低予算で制作されて、大当たり、それで米国でもリメイクが制作されててというのがありまして。ようするに、それのアレンジ版だね。

柳の下のどじょう狙いというのが、ミエミエ。自分ではあまり考えたり、工夫したりはしないで、人のアイディアで、楽して稼ぎたい。そんな腹黒の作品って、大抵があまり面白くない。登場人物たちは、会社員なんで、武器は警備員が保管している非常時用の銃3丁のみ、誰かがそれを手に入れてしまったら、あとは銃を持ったやつとその他大勢の戦いになるだけ、あまりひねりもない。
武器になりそうなものがいろいろ材料があるなら、また違っていたかもしれないけど。窓が特殊な金属の壁で封鎖されているんで、飛び降り自殺もないし、建物から一旦逃げ出して、なにか新たな武器を手に入れて戻って来る(ダイ・ハード系)のもなし、職場恋愛のカップルというのもなし、・・・

全部の仕掛けを考えた奴らも、ビルの隣の倉庫にいて、と結末は、しっかりオチがあるんだけどね。ちなみに、有名スターの出演はないよ。

アバター
2024/06/18 17:04
バトルアクションは、全員サラリーマンですから、期待薄です。銃を撃つ、包丁で突き刺すくらいはあります。格闘とかはぜんぜん期待できません。徴兵制のある国ではないという設定なんでしょうね。
舞台になっている4階建てくらいのビルですが、畑の真ん中にあり、たぶんCG。ストーリィの進行はほぼすべて室内なので、スタジオで撮影のようで。かなり予算はケチってます。



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