聖戦士ダンバイン 第18話 あらすじと感想
- カテゴリ:日記
- 2024/06/28 23:12:54
「聖戦士ダンバイン」
第18話 閃光のガラリア
https://youtu.be/aRAkWWSbX3Y?feature=shared
今で言う異世界転生モノのはしり(かもしれない)「聖戦士ダンバイン」
リアタイ時は、オーラバトラーしか見ていなかったので、印象薄かったのですが、Youtubeのサンライズチャンネルで配信しているのを見てみると・・・
「こんなに面白かったっけ?」
という感想。
ダンバインのエピソードの中でも評判の良い「東京上空3部作」の最後がこの第18話。
異世界バイストンウェルに連れていかれてしまった主人公ショウ・ザマ。
オーラバトラーでの戦闘中に敵の戦士のガラリアと一緒に奇跡的な偶発事故で、地上世界に戻ってしまう。
両親と再会するが、両親の方は半信半疑。
一方、バイストンウェル育ちのガラリアは初めて見る地上世界に半ばパニック。
オーラバトラーで暴れ、多数の死傷者を出してしまう。
ショウはガラリアを止めようとするが、両親をはじめ地上の人間から見れば、2人は同類。
両親は本物のショウだとうすうす気づきながらも、自分の立場を優先させて、ショウを本物の息子だと認めようとしない。
特に母親が頑ななまでに拒む。
(でも、その母親は、幼いショウを育てつつ、一生懸命、勉強して、今の地位を手に入れたのが語られ、一方的に責められないあたりが富野監督的)
地上には、もう自分の居場所が無いと悟るショウ。
そんな時、日本政府が両親を人質に取るような事を言い出したので、ショウは叫ぶ。
「オレは宇宙人だ!
カシオペア座の第28惑星系から来た。
あいつらの息子の姿を借りているだけだ!」
このセリフだけ切り取るとわけがわからないですが、ストーリーを見ると、泣けてきます。
両親に絶望しつつも、自分がいなくなった後の両親の立場を思いやっての言葉。
この言葉を聞いて、両親はショウが本物の息子だと確信する。
そして、父親が一言、
「アイツは私達を捨ててくれたんだよ」
リアタイ時の自分に、何故、この面白さが分からなかった?と説教したい。
「ガンダムで、どさくさ紛れにやった事をダンバインでは、ど直球で投げてきた」と某氏の評。
「忠ならんとすれば孝ならず、孝ならんとすれば忠ならず」(頼山陽 「日本外史」1829)
のSF版ですね~。