Nicotto Town



重賞展望


【クイーンS】札幌競馬場の特徴と言えば全面に亘ってほぼ平坦で起伏のないコースということとコーナー径が緩く円形に近い形ということ。そうなるとわかりやすく緩むポイントやペースアップする地点がないってことでクイーンSもハイペースの年があればスローペースの年もあるように逃げ先行馬の特徴や騎手の乗り方次第で大きく変わってくるイメージ。ただまぁ、直線の短いコースではあるから少なくとも重賞で極端な瞬発力戦になる公算は低いやろうけど。あとは過去5年(函館開催やった21年は除く)の馬券圏内15頭中7頭が1,2枠と内枠有利な傾向。差しも結構決まるけど外ブン回しというよりは内から差して来るようなタイプの好走が目立つ。血統ではダンチヒが特注でステイゴールド、マキャヴェリアンあたりもまずまず。

ドゥアイズは前走ヴィクトリアMは千四寄りの速い流れで4着に来たのは正直驚いた。ただ速い流れのマイル戦やと位置を落とすし、かといって瞬発力のあるタイプでもないから本質的には千八~二千の非瞬発力戦を総合力で勝負するのがベターやと思う。そういう意味では今回距離延長は悪くないし洋芝も2歳時に経験があるから大きなマイナスポイントはないかなと。ただ何か突出した武器があるわけではないから1番人気想定で本命にしたいかとなると微妙。ボンドガールは新馬戦はハイレベル戦で負かした相手も強かったからマイル路線では世代の主役になるかと見てたけど気性面の難しさを見せたり体質面が邪魔してなかなかレースに使えへんかったりもあって1戦毎のパフォーマンスを上げ幅は今一つという印象。今回斤量51キロはかなり有利やし前走NHKマイルCは直線まともに不利を受けたから度外視で良いけど、古馬の重賞級に通用するほどの能力の裏付けがあるかと言われるとどうかなと。掛かる面もあるから距離延長も気になるところ。ウンブライルは前走ヴィクトリアMは思ったよりやれたなって印象やけど何度か書いてるように好走した重賞は軒並み低レベル戦やからね。血統やプロフィールもあって毎回過剰人気するタイプやから期待値的な観点ではどうしても狙いにくいんよね。前走みたいに速い流れを追いかけるレースよりは前半ゆったり構えた方が良さが出ると思うし距離延長がプラスに出る可能性はあると思うけど実際にはマイル以下しか使われたことないから正直やってみなわからんとしか。スタニングローズはマイルは明らかに忙しく、中距離の非瞬発力戦がベストやから条件的には前走と比べれば好転するのは間違いない。あとは斤量57キロをどう見るか。モリアーナも同じく斤量57キロは懸念材料。コスモス賞では同コースで勝ってるし内を突けるタイプやから条件的には悪くないけど武藤騎手が乗ってた時はほぼ早仕掛けの外回しやったからね。使える脚が短く乗り難しい馬だけにノリさんから武藤騎手に戻るのは大幅マイナス。面白そうなのはまずコンクシェル。前走ヴィクトリアMは後ろにピッタリ付かれてテンの3F33.8とオーバーペースで行っては大敗も仕方ない。毎回書いてるようにペース云々よりも気分良く行けるかどうかが1番大事な揉まれ弱い馬やからね。ただこれで競りかけたら共倒れになると意識させられたなら好都合。同型馬との兼ね合いにはなるけど恐らくハナには行けそうやしね。内枠からすんなり行けるのがベスト。あとは去年の2着馬ウインピクシス。どうしてもワンパンチ足らん馬やから勝ち切るイメージは正直ないけど、立ち回りの上手さを活かせる馬場や展開なら。わかりやすく内枠巧者やから内目の枠に入れば面白さは増すかなと。





Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.