Nicotto Town


COME HOME


ニトラム/NITRAM 2021年|豪


何がいけなかったのか、どこからいけなかったのか。
答えなんてあってないような感情と日常の連続でした。
もう誰もが「初めから」としか言えない。
その「初め」だって本人・両親・医師・視聴者それぞれに違うのでしょう。

しんどいポイントはいくつかあるけど、まず誰も主人公の名前を呼ばないところが。
タイトルから我々は彼の名前が分かるけど、両親はじめ周りは誰も彼を呼ばない。
呼ばれる時は「ニトラム」という蔑称で。作中ずーっと個が否定されている。

憧れを寄せる男がいて、彼みたいになりたくて近づいたけど、
その彼からも馬鹿にされてでも憧憬は尽きなくて。
追いかけるように始めたサーフィンもうまくいかず、
劣等感や葛藤ばかり募りながら波に飲み込まれるシーンは苦しすぎて一時停止したわ。

母親を毒親と呼ぶ感想があったんだけど、私はそれもちょっと違うような気がする。
布屋でのかくれんぼからそもそもの愛情はあったはずで、息子を病院にも連れて行ってるし
面倒を見てないと言われる筋合いはないと思う。
葬式に奇天烈な格好でやって来た息子に喪服を買うようアドバイスするのではなく
追い返すみたいな具体的な指示じゃなく否定を積み重ねてきたのならアレだけど、
それって母親一人の問題か?
父親の方が問題に感じたなー。手がかからない時だけ手をかけてるんじゃ?
まあこれは私がニトラムのいる母親側の人間だからってのもある。

葬式に何を着ていくべきか分からない男が、銃の修得は早いっていうのがまた……。
ちょっと話は逸れるけど
ポート・アーサー事件後オーストラリアが早急に銃規制を実現したのに対し
これと同レベルの事件が何度起きても銃規制に至らないアメリカってやっぱ特殊なんだな……。



ストーリー

タスマニア島で両親と暮らす青年は、周囲から「NITRAM」という蔑称で呼ばれ、ばかにされてきた。ある日、彼は芝刈りの訪問営業で出会ったヘレンと恋に落ちるが、青年の軽率な行動のせいで彼女は死んでしまう。更に追い打ちをかけるよう父親が自殺。これをきっかけに彼の精神は崩壊し……。

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2024/09/01 14:39
> もえーんさん
(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
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2024/09/01 00:08
無事に終わったので、来週からは映画も見られそうです。。。
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2024/08/30 20:32
> もえーんさん
徹夜&出張お疲れ様です。
犬との散歩で癒されてくださいませ~。
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2024/08/26 23:11
見たい。この前のも見ていない。でも、今週は無理。。。
いつも夜中から明け方にかけて映画タイムなのですが、夏場は犬散歩があるのと、8月から9月初頭は仕事が忙しくて無理。。

本日は徹夜で、あしたは朝から新幹線で出張になりそうですが、他の仕事で出張に言っている場合じゃないので、困り果てております。

夕方の犬散歩のみが、本日の休憩タイムでした ( ノД`)シクシク…




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