Nicotto Town



にじむ絶景

モンゴル旅行記の続きです。


2回目の遊牧民ホームステイです。
モンゴル旅に出る前に、日本で学生をしているモンゴル人の方とお会いしており、今回はその方の紹介で遊牧民の所へ行くことになりました。

その学生の方にはウランバートルに居る間は使ってない部屋をタダで貸して頂くことになりました。
さらに、日本語が話せるお兄さんがウランバートルに住んでいて、その方が遊牧民の所まで送り迎えしてくれる事になりました。

ウランバートル滞在中、貸して頂いたお部屋は1人暮らしをするには充分すぎる大きさの部屋で、綺麗で眺めのいいマンションでした。
お兄さんから鍵を受け取り、2日ほど1人で快適なマンション生活を楽しみ、沢山贅沢をしました。
スーパーでキャビアを買って食べたり(一瓶500円くらいで売ってます)
火鍋屋さんで羊肉や猪、鹿など色んなお肉を食べたりなど、胃袋が限界を迎えるまで食べまくりました。

お借りしてるマンションの玄関ドアがオートロックになっていて、ゴミを捨てに行く際にうっかり忘れて締め出されるトラブルもありました。
その時スマホも部屋の中だったので、隣の住人の方にジェスチャーで締め出された事を伝え、スマホをお借りして、Facebookにログインして何とか家主のお兄さんと連絡がつき助けてもらいました。
隣人の方にスマホをお借りしたときに日本語入力をするのに戸惑った経験から、以後SNSのアカウント名は英語表記にしています。

楽しいウランバートルでの生活を終えて再び遊牧民の所へ。
前回は1拍3食付き500円だったのですが、今回の遊牧民は1拍3食付き2500円でした。しかし、1日1回は馬に乗せてもらえる条件付きです。
遂に馬に乗れるとワクワクした気持ちで遊牧民の所へ向かいました。

無事に遊牧民の所へ着いた時、ワクワクした感情は消えていました。
身体がおかしい。吐き気と腹痛でフラフラでした。
遊牧民と軽い挨拶をして、説明を受けたあと私はトイレを探しました。
今回の遊牧民の所は観光の仕事も時々やっているらしくゲルの中も小綺麗でベットもありました。なのでトイレもきっとあるだろうと思い、外にある小屋のような建物まで歩いていき、扉を開けました。
そこはトイレではなくタダの物置でした。
今回もトイレが無いことが確定しました。
夜になるにつれて吐き気が強くなってきて、何も出来ずベットで横になっていました。

気が付くと完全に夜になっていたみたいで、ゲルの中は真っ暗でした。
段々目が慣れてきて、吐き気と便意を感じていたので扉を押して外へでました。
思わず『えっ』と声が出ました。
広い夜の平原、遠くには小さな丘が黒く見え、その上には見たことないほどの星が広がっていました。
月は出て無いのに星明りでゲルの中よりもずっと明るく、まるで宇宙にいるような気分でした。
そんな絶景の中で私は尻を出し吐き気と腹痛と戦い、苦しくて泣きながらも空を見上げました。
涙でにじむ星空がすごく綺麗でした。

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2024/10/17 10:55
> こきりこさん
あの夜は本当に苦しかったです。
でも翌日にはだいぶ良くなっていました。
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2024/10/14 10:24
いつかはお腹を壊す話が出てくると思ってましたが、
やっぱりーって感じです。が! 想像以上に痛そうで、
苦しそう……。異国で心細いでしょうし。
当時のたぬきちさんに「お大事に」と申し上げます。
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2024/10/13 16:22
> さっとんさん
それはまずいですね。せっかくの満点の星空が汚れてしまいますww
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2024/10/13 16:20
> せんちゃんさん
火鍋屋さんで食べたお肉だと思います。日本で牛肉をしゃぶしゃぶにして食べる感じで半生で食べたのが原因です。(笑)

シリアやヨルダンに行かれた事があるんですね。羨ましいです。
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2024/10/12 18:38
うわぁー その状況で星空か…
絶対忘れられない思い出ですね。
ってか、私も満点の星空を見た時に
たぬきちさんを思い出してしまいそうですww
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2024/10/12 15:33
お腹をこわしながらも見上げる宇宙の美しさに感動するところ、リアルで面白いです。
ウランバートルで食べたものが(肉?)悪かったのでしょうか。
わたしもだいぶ昔にシリアに行った時に丸一日、気持ち悪くてふらふらだったのを思い出しました。
それでも、こんな情勢になる前にシリアやヨルダンに行けて良かったです。
当時は普通に観光旅行できました。



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