2つの「壁」
- カテゴリ:日記
- 2024/11/08 18:47:27
案の定、選挙中の公約「消費税5%」「インボイス廃止」はあっさり先送りにした国民民主党ですが、「103万円の壁撤廃」については、やるき満々のようです。
ご存知の方も多いでしょうが、扶養控除を受けているパート主婦やバイト学生の給料が年額103万円を超えると所得税を納めなくてはならなくなるという制度があり、何とか超えないように注意して働いている方も多いわけです。
今どき年100万円程度ではたいした家計の足しにもならないでしょうから、一挙に200万ぐらいに上げたっていいくらいです。
国民民主党は「本年度から178万円に」とぶち上げていますが、すでに年末調整の時期に差し掛かり、6月の「定額減税」に続いて、またもや事業所の担当者が四苦八苦する事態も容易に予想されます。
さて、この折しも厚生労働省が打ち出したのが「106万円の壁撤廃」です。
同じような文字面だからといって、歓迎してはいけません。
こちらは、これまで収入が年額106万円以下なら厚生年金加入の義務がなかったのに、今後は従業員50人以上の職場で働く人は全員が強制加入させられる、というものなのです。
103万円を超えても10%の源泉徴収がなくなって手取りが増える・・・と思ったら、18%の年金が引かれてしまうらしいんです。
税金の方は、確定申告で医療控除・寄付控除など受ければある程度戻ってきます。
年金はとられっぱなしで還付金などないし、第一、将来本当に支給されるかどうか怪しいし・・・
なんか、国民を「朝三暮四」のサルのように思ってるんじゃないでしょうかね。
GDP、一人あたりの額で見ると、G'7で最下位、OECD38カ国中で21位だそうです(2022年度)
もはや英国の代名詞だった「斜陽国家」を襲名しそうな勢いです(^^;)
「103万円の壁」がいつ始まったかと調べたら、なんと1995年でした。
阪神・淡路大震災が起き、消費税が導入された年、そして30年の不況が始まった年ですね。
もう少し変動があったのかと思ってました。
スーパーハケン大前春子さんは時給三千円。
1日24,000円ですから、178万円の壁も数ヶ月で超えてしまうでしょう。
でも普通のスーパーやコンビニでは、そんなに払えるわけがないでしょうね(^^;)
私も富裕層だったら「こっちは自分の才覚で稼いでいるんだ。努力しないで文句ばかりの奴らから搾り取れ」と考えるかもしれません(^^;)
「天下の回り者」のはずの金が回ってこないから困るんですよね(^^;)
庶民にはお金は回ってこないのに「経済回せ」と尻をたたかれるのも庶民ですね。
その経済大国なのに、国民の暮らしは衰退するばかり。
かつては日本では平凡な賃金でも、外国へ遊びに行けば贅沢出来たのに、今は真逆です。
道路特定財源も、震災復興のための税も、一度取り始めたら絶対にやめないのが今の政府?です。
自公を倒せと選挙に行きますが、本当に倒すべきは自民党ではなく財務省なのかもしれませんね。
そして今回は厚労省までもが、新たな財源を求めてます。
搾り取って配る給付金式では、益々経済は回らなくなるだけですね。
消費マインドが伸びる政策をして欲しいです。
(中には居るかもしれないけど)
扶養超えるからって理由で早帰りして丁度良い人も多いような?
〇〇の制度が良い悪いは立場によって言い分が代わり
まさに良い悪いでは済まないので、いつまで経過しても議論は終わらないと思うので
友理は土俵に乗らない
GDP換算の富の循環の役割に集中させ
税金は別にしたほうが良いと思っています
現状タイピングマネーで、国の税収は回収したら消される仕様で実際のリアルマネーは循環していない
(予算として別途タイピングマネーで用意されているだけ)
ならば、GDPとインフレ率の赦す範囲でベーシックインカム等の制度用通貨にして
税金は稼ぎまくった人からインフレ抑止や
タイピングマネーにせずに循環する範囲で徴収して再分配すればいいのになぁと
勝手な妄想