Nicotto Town


メキシコ亀日記


忘れられない先生 第二弾


これまた生物学の教授。
生物学って変人率高いんかしらん?
って私が言うかw

ドイツの大学で、私が最終的に卒論書くときに指導教官に選んだF教授。
いや、実際には、その教授の下についていた助教授が指導教官だったんだけど、
名目上はF教授だった、助教授では指導教官になれなかったのでね。
これがまた、高校んときのN先生とよく似たタイプ。
チビで頭がキレッキレで、セクハラまがいはなかったけど、
人によってはF教授をめっちゃ怖がってた。
おお、ドイツ語ウィキページにも項目があるよ!
https://de.wikipedia.org/wiki/Pio_Fioroni
発生学が専門で、けっこう世界的に有名な先生で、
特に生殖器官の発生と進化が得意だった(ある意味セクハラぎりぎりw)。
論文書く前に口頭試験があって、
化学物理は勝手に割り当てられるんだけど、
生物学(から2分野のうちひとつ)は自分がつく教授の試験を受けねばならない。
事前にある程度テーマを絞るんだが、そのときにF教授が私に、
発生学、どの器官をやる?って訊いてきて、
生殖器官やってほしいの見え見えだったよ(≧▽≦)
でも私はなんか違うの選んだ(何だったか忘れた、呼吸器とかかな?)。
教授がすごい不満げなのが目に見えたw
だって、教授の大好きな生殖器なんか選んだら、
試験がぜったいそこに集中して根掘り葉掘りになるじゃんね?(´∀`)

さて、この先生、実はスイス人。名前もイタリア風だしね。
で、まだ論文とか書く数年前のこと、
勉強始めて1年目の学生たちが必須で取る動物学の講義があって、
それがF教授の講義だった。
動物学の基礎なんだけどね。
大きな階段状の講義室で、100人くらいの学生が受ける。
私も、一年語学コースに通ってドイツ語試験にやっと合格し、
最初に受けた講義がこれだった。
やっと生物学の勉強ができる~!とうっきうきで行ったら……
先生が何言ってるかぜんぜんわかんない……(・ω・)
今まで語学コースで習ったドイツ語は何だったの?(・ω・;)
ひええええ、どうしよう……ってなったね(>_<、)
でもそのとき、隣に座ってたドイツ人学生が、
「今、先生、なんて言った!? ぜんぜんわかんねえ」ってw
あはははは、なーんだ、ドイツ人にもわかんないのか(≧▽≦)

F教授、めっちゃんこスイス訛りのドイツ語でまくし立ててたの(´∀`)
これはドイツ人でも慣れてないと半分もわかんないらしい。
まあ同じドイツ人ですら南のほうはまた訛りがきつくて、
これまたわかんないんだけどね(のちに経験)。
そこからさらに国境越えて向こうだもんね。
とにかくこのF教授のスイス訛りは大学で有名だったw

結局この講義は、過去の学生たちが作ったマニュアル(講義録)があって、
当時は手書きのコピーだったけど、
それと教科書とを熟読して予習復習みっちりやって、
どうにか履修できた。
そのあとも、いくつかF教授の実習とか講義をとって、
そうこうするうちに言ってることもだいぶわかるようになってw
修士論文書くころには問題なくなってたけどね。

ちなみにこのF教授、誰かが言ってたけど、
学会とかで研究成果を発表するときは、立派な標準ドイツ語しゃべるんだとw
なんだ、標準ドイツ語しゃべれるんじゃんw
じゃあ講義のときのあれは、単なる学生への嫌がらせか!?
講義の内容はすごく濃くて勉強になったんだけどねえ。


今日のコーデは、ホイップ袋がいちばん縁遠そうな感じw
おみくじはまた大吉だった~!(≧▽≦)
しかし、大大吉とニコ吉には長らくお目にかかってない気がするな……。
そろそろ出てちょーだい!?

#忘れられない先生

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2024/11/14 07:38
> 浦島の亀さん
長ーいコメント返しありがと。
日本語教師の勉強も面白そう〜。
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2024/11/14 06:32
> もふもふ0304さん
そうなのよ~~~! ていうか、そうだったのよ~~~。
今はね、なんか資格試験とかあるらしい。
私がやってたころはそんなのなかったけどね。
ドイツ行ってしばらくしたら、
その街で日本人でドイツ語がそこそこできる人って私以外ほとんどいなくて、
だいたいみんな長くても2年くらいで帰っちゃう人ばっかで、
英語で用事済んじゃったりするからね。
で、通訳とか翻訳とか、いろいろ頼まれるようになって、
そのうちベルリッツとかインリングアとか市民大学(公共の成人向けの学校)とかから
日本語教師頼まれるようになってね。
あのころ日本はバブル?とかで日本語習いたい人も多かったみたい。
プライベートでも生徒がけっこう何人もいたりしたよ。
学校で教えるためには成人教育のための講習とかも受けさせられたり(無料だったけど)、
私自身も文法とか好きだからいろいろ勉強もしたけどね。
メキシコ来てからはやってなかったけど、数年前にひとりだけ生徒教えてたわ。
2年くらい教えたけど、ちょっと週3でしかも時間けっこう長くて、
負担になってきて(のわりに給金安かったしなw)やめちゃった。
今でもその子とお付き合いはあるけどね。

もふもふさんは国語教師かぁ。
まあ日本語教師とは、ちょっと守備範囲が違うよね。
文学史とかも入ってくるでしょ、国語だと? よく知らんけど。
私はその辺は、ほぼ知識ないからな~(´∀`)
本読むのは好きだから、国語教師の勉強もやってみると面白いかもとは思うわ(≧▽≦)
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2024/11/13 22:13
> 浦島の亀さん
亀さん、元日本語教師なの~?!
びっくり。
外国人向けの日本語教師か…そういうのって、何か資格があったりするのかな??

私、国語の教員免許持ってるから、一瞬、国語教師かと思っちゃったの。
私は教員にはならなかったから、学校で教えたのは教育実習の時だけだし、それ以外は家庭教師、塾の講師のバイトしかしてないけど、教師の知り合いは多いよ~。
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2024/11/13 15:15
> もふもふ0304さん
そうなのよ~、最初はもうね、スイス訛りのドイツ語、どうなるかと思ったわ(≧▽≦)
オーストラリアの英語もクセ強そうだねえw
私、ボリウッド映画好きでけっこう見てるんだけど、インドの英語もすごいよねw
はじめ嫌いだった先生、古典の先生だっけ?
そうかぁ、聞き取りにくいのが原因で最初苦手意識あったのかな?
もしかしてそれ、古代日本人の話し方になっちゃってたとか、その先生(≧▽≦)
まあでも普通に、聞き取りにくい話し方する人ってのもいるよね。
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2024/11/13 15:11
> テリーさん
そうそう! 英語もいろんな国で話されてるから、訛りの差が大きそうだよね。
スペイン語も、南米とかスペインとかはメキシコと違うから、
これまた聞き取りにくかったり、物の名前が国によってだいぶ違ってたりね。
メキシコ国内でも北と南で、同じものを指す単語がぜんぜん別だったりして、
南部住まいの私が、北部出身のダンナの実家に行くと、「は?」ってことよくあったよ(≧▽≦)
いやしかしF教授はセクハラだからわざと訛ってたわけではない……と思う、たぶん(≧▽≦)

ホイップ、さんざんタウンの皆さんにぶっかけた(?)報い???
自分につけちゃったら、マジでアホ(≧▽≦)
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2024/11/13 15:07
> せんちゃんさん
その国に住むとね、嫌でも習得するよw 生き延びるためにw
スイス訛りのドイツ語は、うん、東北弁くらいだと思ってもらっていいかも(≧▽≦)
まあドイツ語そのものは、文法とかものすごく研究されてて、
外国人(非ドイツ語圏人)に教える方法もシステム化されてるからね、
大学の語学コースにはすごいプロの先生もいて(そうでもない先生もいたけどw)
ばっちり教わると、ドイツ語ってちゃんと喋れるようになるのよ。
日本語はそういうとこ、たぶんまだまだ研究も進んでない(たぶん)し、
そもそもがあいまいなとこも多い言語だから、習得するのは大変だろうと思うわ……(元日本語教師だけどw)。
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2024/11/13 15:03
> アザミさん
アザミさん、はじめまして!
ドイツのG大学……というと真っ先に浮かぶのはあそこ……Nで終わるとこかしらん???
学生がカレー!?ってとこにびっくりです。その人も日本人留学生だった? それともそのころのドイツにはもうカレーがそんなに浸透してたのか?
私がいたころ(80年代後半から90年代半ば)はカレーなんてほぼ知ってる人いなくて、日本から送られてきたカレールーでカレー作って、「日本料理」としてふるまってましたよ、私。
ノーベル賞受賞した先生のカエル!!(≧▽≦) 食べたらすごい業績打ち出せそうじゃないですか???(≧▽≦) 私も食べたかったなあそれ(´∀`)
そちらのスイス人先生はちゃんと標準ドイツ語しゃべってたんですかね? 偉い……。

ちなみに、私も日本の大学(2年だけ行った)入ってすぐに新入生歓迎で奈良公園でピクニックみたいなのがあったんですが、そのときウズラの卵を茹で卵にして持ってきてる先輩がいて、「食べて食べて!どんどん食べて!」って配って回ってて、「あの~先輩、この卵、日付書いてあるんですけど……(・ω・)」って言ったら、やっぱり実験で余った卵でしたw 300個くらいありましたね~。小さいとはいえ、そんなに食べられないよ……。
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2024/11/13 13:16
外国語の訛りかあ…理解するのに二重のハンデだね。
英語の、エイの発音がアイになる、くらいしか知らないや。
昔オーストラリアに行った時、サティダイって連呼されて…ああ、サタデイかあってなった記憶があるな。
私の乏しい外国語体験では、そんなとこかなあ。

最初何言ってるかわかんなかったってとこ、はじめ嫌いだったけど好きになった先生と似てるかも。
酔っぱらったような、鼻にかかったしゃべり方だったんだよー。
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2024/11/13 08:15
へぇ〜、いろんな先生がいるんだねぇ。
英語にもイギリス訛り?(クイーンズイングリッシュ)とか、南部訛りとか、あるものね。
訛ってると、わからないよねぇ。
もしかして、かなりセクハラまがいのきわどいことを話していたので、わざと訛って喋ってた?
今回のコーデ、和服にホイップが付かないようにね!
って心配しちゃいそうだな!
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2024/11/13 08:13
スイス訛りのドイツ語っていうのがイメージつかないけど、理解できるようになった亀さんはすごいなあ。
ドイツ語修得するだけでも、尊敬だよ。
これって、日本語を習得してから東北訛りに愕然としてから更にそれを理解できるようになるってことでしょ?
もっと難易度高いかw
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2024/11/13 05:52
ドイツのG大学に留学中、学生村で生物学の学生がカレー作ったので一緒に食べようって振る舞ってくれた。
鶏肉がえらく小さくて骨っぽいので、何だこの肉はといったら、笑っていやがって、食べ終わって問い詰めたら、ノーベル生物学賞を受賞した大先生の研究室から来た、カエルの肉使ったのだと言われて、唖然としたことがありましたっけ。
この大学のスイス人教授は、ヘーゲル哲学ではビリタチオンとった先生だったけど、まあわかりやすいドイツ語だったな。でも名前が某インスタントコーヒーのメーカーみたいな名前だった。



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