ジュンチャン世界を巡る 第90回ニュージーランド
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2024/11/13 05:42:26
今日はニュージーランドを紹介します。
ニュージーランドは南西太平洋のオセアニアのポリネシアに位置する立憲君主制国家で、首都はウェリントンで、最大の都市はオークランドです。
島国であり、二つの主要な島と多くの小さな島々からなり、北西に2,000km離れたオーストラリア大陸(オーストラリア連邦)と対置し、南方の南極大陸とは2,600km離れています。
北にはトンガ、ニューカレドニア、フィジーがあります。
ニュージーランドの面積は268,680㎡で、ニュージーランド列島は環太平洋火山帯に属し、北島と南島の二つの主要な島と多くの小さな島々で構成され、北島と南島の間にはクック海峡があります。
北島(ノースアイランド)には首都ウェリントンがあり政府機関が集中していて、国最大の都市であるオークランドは商業および経済の中心地となっています。
オークランドは、オークランド市、マヌカウ市 (en)、ワイタケレ市、ノースショア市の4市によって構成されています。
オークランドの年間降水日は100日以上で雨の多い街で、北島は南島ほど険しい山脈はないですが火山活動が活発で、北島の中での最高峰は2,797m のルアペフ山です。
南島(サウスアイランド)は最も陸地面積の大きな島で、中心都市はクライストチャーチ、島の中央には「南半球のアルプス山脈」と呼ばれる南アルプス山脈がそびえていて、最高峰は3,724m のクック山(マオリ語ではアオラキ、「雲を貫く」という意味)で、その他に3,000m 以上の峰が18もあります。
ニュージーランドという国の名ですが、正式名称は英語で New Zealand(ニュージーランド)、及びマオリ語で Aotearoa(アオテアロア)で、略称はNZです。
New Zealand という国名は直訳すると「新しいジーランド」で、Zealandとはオランダのゼーラントのことで、ニュージーランドに最初に到達したヨーロッパ人探検隊を率いたタスマンがオランダ人であったことから、ラテン語でNova Zeelandia(新しいゼーランディア)と名付けられ、さらにそれをオランダ語訳し、Nieuw Zeeland と呼ばれるようになったのです。
マオリ語のアオテアロアは、「白く長い雲(のたなびく地)」という意味で、元々は北島のみを指す語であり、かつてはニュージーランド全体を指す語として英語の New Zealand を音訳した Niu Tireni が使われていました。
ニュージーランドは多民族国家で、2013年の国勢調査ではヨーロッパ系74.0%、先住民族マオリ人14.9%、アジア系11.8%、太平洋諸島系7.4%、中東系・ラテン系・アフリカ系1.2%、その他1.7%です。
ニュージーランドの先史ですが、9世紀頃ポリネシア人開拓者が島々にやってきていて、彼らの子孫はマオリ人(ニュージーランドの先住民)と呼ばれ、ニュージーランドの東に位置するチャタム諸島に行った子孫はモリオリ人と呼ばれています。
最初の居住者はモア(かつて生息していたダチョウ目モア科に属する構成種の総称)の狩猟者たちで、乱獲によりモアを15世紀までに絶滅させましたが、モアを餌としていたハルパゴルニスワシ(ハースト・イーグルとも。ワシの仲間で、羽を広げると3mもある史上最大の猛禽類)もモアと共に絶滅しています。
マオリは海産物、植物、動物、モア、ナンヨウネズミ、サツマイモ (kumara) を食べていました。
ヨーロッパ人として初めてニュージーランドの島々を発見したのは、オランダ人のアベル・タスマンで、1642年12月Heemskerck 号と Zeehaen 号で南島と北島の西海岸に投錨しました。
タスマンが訪れてから100年以上後、ジェームズ・クックがエンデバーで1769-1770年にニュージーランドを訪れました。
クックはその後の第2次・第3次航海でもニュージーランドを訪れましたが、その時に北島・中島・南島と名付けましたが、中島が今の南島に、その時の南島が今のスチュアート島になったのです。
ここから観光紹介に入ります
まず、南島のミルフォード・サウンドです。
ミルフォード・サウンドは世界遺産に登録された国立公園にあるフィヨルドで、山並みが水面に映り込む幻想的な光景は、たびたび絵葉書に使用されているほどの美しさです。
広大な自然を間近に見られるクルーズツアーが有名ですが、滝や湖を眺めながらトレッキングするミルフォード・トラックもおすすめで、全長が53kmもあり、吊り橋や板張りの歩道を通り絶景を楽しみながら、野生動物に出会うことも楽しみとなります。
次に、北島のホビット村(映画『ロード・オブ・ザ・リング』の撮影地)です。
2001年公開「ロード・オブ・ザ・リング」は、主人公を含むホビット族が魔王を倒すまでの旅路を描いた物語で、ホビット族は見た目こそ普通の人ですが、身長約1m程の小柄な種族です。
ここは、ホビットたちが住んでいる村のセットがそのまま残されており、ファンのみならず毎年多くの人が訪れる観光地として大人気で、ホビットになった気分で村の隅々まで探索できます。
最後に、南島のテカポ湖です。
綺麗な星空とミルキーブルーの美しい湖が有名なテカポ湖からは、サザンアルプスの雄大な山々を望むことができ、その景色は一度見たら忘れられません。
星空鑑賞ツアーは1年を通して行われ、天文学に詳しいガイドが付くプランもあるので、星に関する知識がなくても楽しめます。
次回もポリネシアの国々を個別に紹介しますが、引き続き気楽に遊びに来てください。( ^)o(^ )