人魚
- カテゴリ:小説/詩
- 2024/11/23 18:19:00
カミラ・レックバリの「人魚」を読みました。
エリカ&パトリックの事件簿シリーズ。
2人は結婚して、エリカは妊娠中。行方不明になって数ヶ月の男性が、凍った湖の氷の下に見つかる。同時期、処女作で一躍作家デビューの男性に脅迫状が届き、もう1年も続いているとのことで、徐々に連続殺人事件の様相になってくるというのが出だし。女性の心理の描写が多めで、これが読むのに、少しウザイ。
一応連続殺人になるんだけど、殺害トリックやアリバイ工作、顔のない真犯人といったその手のミステリにおなじみの推理の手順は、出てこない。
事件の舞台になってるスウェーデンのフィエルバッカという小さな町は、ノルウェーとの国境近くで実在の町。作家の生まれ故郷でもあるらしい。
★★