Nicotto Town


今年は感想を書く訓練なのだ


ごんぎつねに感情移入、どっち?

 みな様こんばんわ、吉春です。

 タイトルにある「ごんぎつね」のお話は、小学校の授業で習った覚えがあると思います。え! 今はない!? うそっ! ネットで調べたら「第4学年国語科学習指導案」てのを見つけたんで、今もあると確信したのだが、どうなんだろう。

 その学習指導案の中にこの物語の主題は『心を通じ合わせることのできない悲しさを描いている』と解説されていました。さて、狐の『ごん』と村人の『兵十』と、どちらの身になって悲しみを覚えたでしょうか?

 日本人の感覚だと、最終的な被害者に当たる『ごん』なのではないでしょうか。兵十の側からすると、確かに栗やキノコを持ってきてくれたゴンを誤って撃ってしまったことに憐れみと後悔があったでしょう。しかし「俺は悪くないお前が悪い」という兵十の内面には、これをささやく声もあったでしょう。

 では、ごんの場合はどうでしょう。
 ごんはいたずら好きで、悪さばかりしていて、兵十にも大変な迷惑をかけた。
 そしてある時、兵十の悲しみを知り、人知れず謝罪の行動をとる。

 私だけだろうか……

 己の犯した罪を悔い、清く正しく生きようとするが、そうは上手くいかない。
 それどころか、報われることなどありえないし、悲しい現実が突きつけられる。

 ゴンに対して、がんばったな、よくやったなと褒めてやりたい。
 自分を諭すように……





 




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