Nicotto Town



アミルタ・キダンビに驚いた話



『Jazz Tonight』が今年の新譜を特集したんですが、
Amirtha Kidambiという女性の『The Great Lie』という曲に一聴惚れ。
AREAをバックにディアマンダギャラスとローリーアンダーソンが歌うが如し。

私の偏狭で差別的音楽観ではプログレ以外の何物でもないのですが、
開かれた、マルチリンガルな音楽全盛の時代ですから、これもJAZZなんですな。
AREAやVDGG、前期GENESIS好きならハマるタイプの音楽です。

ジャズロック的リズムセクションをベースとして、
マイクロトーナル的な音程を使う中近東的管弦アンサンブルに、
彼女の自由度の高い歌が載ってくる。ね、プログレでしょ。

ハーモニウム弾きながら歌うさまは魔女っぽくてカッコいい。
おそらく現代の諸課題に即した大切なメッセージを発信しているのだろうが、
聴きとり苦手だから意味がワカラン。こういう音楽は意味不明なほうが楽しいし。

前衛寄りの女性ヴォイスパフォーマー好きだったら聴く価値はあります。
共演するメンバーも含め、21世紀の音楽家という感じがします。
これぞマルチリンガルなJAZZ? うーん、やっぱプログレだな、俺には。




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