平安時代日記 その4 陰陽師 安部清明参上
- カテゴリ:自作小説
- 2024/12/19 05:53:29
宮廷お抱えの女流作家達が平安時代の昼の顔であるとすれば、陰陽師達は怨霊に呪われた平安時代の夜の顔である。
音出ます 。クリック↓http://youtu.be/jD4gCH9Azms画像を小さくして読んでください。(音を聞きながらだと倍楽しめます!!)
平安時代は陰陽師の活躍した時代でもある。その陰陽師は、天体を観測したり暦を作成する科学者の顔と、式盤を使って吉凶を占ったり自在に式神(陰陽師の意のままに動く鬼神)を操る呪術師の顔の、二つの顔を持っていた。
あの映画や漫画になっている安部清明は、もっとも良く知られている平安時代の陰陽師。陰陽師は、怨霊や呪いを恐れた平安時代人が生み出した必然的な職業。
奈良の都を平安の都に遷都したのは、天武系天皇を天智系天皇に戻す意味もあったが、もう一つ重要なことは、呪われた奈良を捨てたいという天皇家の強い願望もあった。
そうして生まれた平安の都も、政争で敗れた人々が怨霊化し様々な悪さや病気や災害をもたらしたことにより、怨霊の都となってしまった。
そこに登場したのが、我らがヒーロー、安部清明である。
彼は式神(陰陽師の意のままに動く鬼神)を操り、闇の魔界に戦いをいどんだ人である。
安部保名と彼が助けた白狐との間に、安部清明は生まれた。人間と狐が愛し合った愛の結晶が、安部清明である。獣人ですよね。(愛があればいいのだ。良くある話。)
キツネには不思議な力があると古来から信じられているが、キツネから生まれた清明にも、不思議な力が備わっていた。
彼は、人に見えない鬼が見え、鳥が話す言葉が分かり、また竜宮城へ行ったことがあるとも伝えられている。
紫式部や清少納言の時代に、天皇や多くの貴族に使え、怨霊の都と化した平安京を陰で救っていたと伝えられている。この時代のスーパーマンです。
第4問 さて、ここからが問題、人類みな兄弟とは言いますが、あなたは愛があればキツネとも結婚出来るか。それを幸せなことと感じれるか。結婚出来る人はYes 出来ない人はNo と記載ください。