三題噺:カボチャ、トラクター、ソアラ
- カテゴリ:日記
- 2024/12/21 13:33:56
18日の衆院・農林水産委員会。
れいわの新人議員・やはた愛氏への答弁で出て来た江藤農水相の一言に違和感を覚えました。
生産物の地産地消に関する質疑で、「北海道のアスパラガスが宮崎まで来てますよ、カボチャも来てますよ、北海道カボチャ」に続けて
「北海道でカボチャができんだな、と思いました」
ん? 苗から普通に作ってたよなぁ・・・と、調べてみたら、収穫高全国1位じゃありませんか(^^;)
順送りで農水相が回ってきた人ならともかく、れっきとした農水族議員で農水相も2度目という人が・・・と驚きました。
他にも、平成13年の牛肉自由化について
「まだ生まれていらっしゃらない、昔の話ですが」
え~! 平成13年は西暦2001年ですよ。
そのとき生まれてなかったら、そもそも被選挙権ないんですが・・・
まあ答弁を聞く限り、農家の手取りを増やすことを重視されている方とお見受けしました。
リンゴや和牛肉は国内で売るより海外に売るほうが農家の手取りは多くなるとか、中国のマーケットも取り戻したいようです。反面、自給自足を増やすことについては「国民は輸入品も食べたいんです」と語ったことに批判も出ています。
なんかこれからの日本は、地元の人が買えない高級の葉巻やコーヒーなどを生産する国みたいになっていくんじゃないかって予感が・・・
先日のコメ不足の際も、。高く売れる海外向けのコメは確保されているという噂でしたし。
そもそも日本人の主食であるコメは、農家から高く買い上げて、国民には安い値段で販売する「逆ザヤ式」だったんですよね。
稲作農家は利益を得て、国民は安くコメを買える、という有り難いシステムでした。
今や、稲作農家は時給にすると極めて低い報酬しか得ることができず、バタバタ倒れていきそうです。
卵・牛乳や野菜だって、燃料や肥料・飼料などの経費が上がっている中、値段据え置きかごく少額の値上げに留めるよう、強いられていますよね。
ついに窮状を訴えるため、トラクターを連ねてのデモが行われたというニュースがありました。
トラクターと言えば、羽振りのよかったころの農家の車庫には、トラクターとソアラが並んでいる、という噂がありました。
最近、経営統合のニュースで話題になったのが、日産のシルビアとホンダのプレリュードですが、デートカー、平たく言えばナンパぐるまとしてもう1つあげられるのがトヨタのソアラ。
値段的にはハイソ・カーの元祖とも言われた高級車です。
そんな車を買えるのは農家のボンボンくらいだったなんて、すっかり昔の話ですね。
国の農業政策、大丈夫なんでしょうか?
富は分からないように吸い上げられてます。
防衛費なんか上げても、これだけ食料自給率が低く、資源も無い、少子化で高齢者ばかりの日本が戦争なんてとても耐えられないと思いますけどね。
どうせ米国に払うお金が増えるだけなのかなと。それでいて実は沖縄米軍も撤退してるって話ですよね。
言われるままに高額で兵器を買い、米軍の駐留費を払い、いざと言う時には力を貸して貰えないのでは?と。
台湾有事が起きた時に、果たして米国はどの程度中国と衝突する覚悟があるのか。
まずは東アジアの平和は、日韓で強力して守れと言われそう。
こんな空洞化した国民冷遇社会で成り立って行くのでしょうか。