Nicotto Town



腹黒

また仕事を押し付けられた

これで三回目である

そもそもの発端は私が受け持つ予定だった仕事があった
急に別件に手を付けることになり、それは別の者がすることになった
その時点で私の仕事ではなくなったのだが、急な別件の用意が進まなくて手持ち無沙汰だった
だから後の者が楽になるようにと思い、その間にできるだけ下地を作って置いた

その者が取り掛かるとき、ここまで手を付けた物があるがどうするかと尋ねた
すると彼はせっかくだから使わせてもらうと言う所までは良い
そしてその案件を勝手に私との連名にしやがった

後で続きの仕事が出来た時に、私の名前が入っている事から私に仕事が振られた
私は下地に手をかけただけでその後の内容は何も知らない
私に仕事を振った者は、元々私からその者に仕事を移したものなのだが、その事を忘れていたと言った

さらにその後にその仕事の別バージョンが入った
するとまた連名にされて、本来その仕事をしていた者は、下地を私がやったので今回もそうしろと言ってきた
これでは仕事が分割されて把握できない

それで前回の仕事の内容を確認してみると、私がやった下地をいじっており自分の流儀に変えていた
結局は自分で好きに仕様を変えていたわけで、それでよくも私に押し付けた物だ

そして今回もまたその修正が入った
その下地の部分が自分にはわからないから出来ないと言い出した
そんな物は私が彼の仕事を確認したように、自分で確認すればいい
その確認をしようとせず、ようはただの押しつけだ

彼がズルい物だという事は前々から知っていたが、私の善意に付け込んだのが気に入らない
今後は彼に助け舟を出すのは止めよう





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