Nicotto Town



【小説】友達の扉(仮)その④ 鬼龍院 翔子



ーーーー学校

ーーーー教室

ドアは閉まっていた。
私は大きく深呼吸をして、思い切って扉を開けて
「おはよう。」
って挨拶して教室に入ったの。
でも、返事はなかった。。。。。
私は平気なふりをして自分の席に着いた。
後ろの席の上田君と目が合った。
私は思い切って声をかけた。
「上田君、おはよう。」
上田君は普通に挨拶してくれた。
「おはよう。市原さん。」
少し勇気がでた。
この勢いで、次の休み時間は、誰かに声かけてみよう!

ーーーー休憩時間

近くの席の人達が推しのグッツを見せ合いしてた。
あっ、私の推しの浦島坂田船だ!
これは友達になれるっていう神様のはからいかも♡

「浦島坂田船だよね、私、センラさんの推しなの♡」

彼女たちが返事をしようとしたとき、

「あなた達、市原さんと仲良くすると薫子先生ににらまれるわよ。」

「あっ。。。。。」
彼女たちは慌ててグッツを片付けて、どこかにいってしまった。

誰?この人?
高慢な態度に高慢な顔ーー;

その人は、私に話しかけてきた。
「あら、私の事、わかってないみたいね。」
「昨日の自己紹介は聞いてなかったのかしら?」
「あなた、泣きそうな顔してたものね(クスッ)」
彼女はどや顔で続けた。

「私は、鬼龍院 翔子。」

「さしあたり、あなたは私のライバルのようだから、」
「とことん、つぶしてあげるわ。」
ライバル?どういうこと?????
翔子さんは、顔を近づけてきて、さらに、
「私はね、好きになった人とは、絶対お付き合いしてきたのよ。」
「そこんとこ、よろしく。」
そう言って、翔子さんは立て去って行った。

私の頭は?マークだらけだった。

                        (つづく)

アバター
2025/01/09 23:16
次回の展開を楽しみしてます♪
ゆめかのさんの小説を読むチャンスを得て嬉しく思います
アバター
2025/01/09 22:52
ははーん。
鬼龍院翔子は上田君に惚れてるんだね~。

これはトライアングラー学園ラブコメになるのかな?



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