Nicotto Town


ピーターパンとさようなら*


カレンへ

こんにちは。
カレンが亡くなってから1年と少し経ったんだよ。

当たり前なんだけどね、まだね、日常的に思い出すよ。まだ全然寂しいみたい。消えないねぇ、これ。まぁ単純に、消したい意思がないからなんだろうけど。

カレンは多分、自分のことなんか忘れてもいいよって言うかもしれない。前向いてってさ。
でもさ、そのカレンの優しさに気がつきながら、私は日々思い出すのとを選んでるのね。
悲しくても寂しくても良いから、カレンの存在をちょっとでも忘れなくないわけ。
一生捕らわれたくてさ。

GW、会いに行けばよかったなぁ。
遊びの連絡を入れたら良かったなぁ。
なんであんなに時間があったのにLINEしなかったのかな。
もっと話したかったよ、色んなことさ。

ね、カレンはいま楽しい?
辛くなければいいんだけど。
もしかして生まれ変わってたりする?
姿見せてくれてもいいんだからね。
また会えたらいいよねって思ってる。

あ、聞きたいことあった。
今年さ、わたしに年賀状くれた?
一昨日くらいの夢の中でさ、ハガキが届いてて。カレンからだって感じたの。
夢の中でさえ1度だって姿見せないくせに、年賀状は送ってくれるって変に律儀だなぁって思って笑っちゃった。
ありがとうね、たぶん今年の初夢だと思う。
頑張れそうな気持ち。

あのさー、こんなこと言われても反応に困るだろうけどさ、わたし、色んなことが嫌になって心が冷えた時に真っ先にカレンのこと思い出すんだぁ。
一緒の場所に行きたいとかじゃないよ。
わたしは親より先に死なないって決めてるもん。
だから、カレンを思い出すことで引っ張られて暗くなる訳じゃなくて、逆にストッパーというか。
カレンのこと覚えてなきゃいけないから死ねない、みたいな使命感があったりするのよ。
何なんだろうね、この感覚。
なんかね、忘れられていい人じゃないんだよ、カレンは。
ほんとに素敵な人間だったんだもの。
幸せになって欲しい人だったんだもの。
死なないでほしかったなぁ。

カレン。
ね、楽しい?
楽しければいいなぁ。

おやすみなさい。
またあしたね。




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