Nicotto Town


水明のニコッとタウンレビュー


たつき諒著「私が見た未来」の考察

 以前テレビで特集は見たけど、予言の年だし思いついた事を書いてみる。
まず東日本大震災の年月を本の表紙に書いてたのは充分な証明だけど、
確率300分の1くらいなら大勢予言者がいれば誰か当たるという見方も。
そして次は一人で当てるとなると、二度目が当たることはまずない。
マジックのトリックに似た手法があるけど、この場合は意図せずその形式に。

 しかし海底が破裂して津波になるという表現が、
新刊発売の3ヵ月後に起こったトンガ噴火に似てるというのが、
あれも千年に一度ぐらいの珍しい現象だし、これで当たりでもよさそうだが、
それ以上のことが起こるのか。予知って不安定でこの方もそんな感じだし、
歴史的に終末予言はなにも起こらないのが定番だし、
多くの予言も2025年を警告とかも便乗のような。

 話によるとフィリピン沖の海上から始まるというけど、
火山や地震の起こるのは大陸プレート境界なので中央は少ない、
縄文時代の鬼界カルデラ噴火も似てるけど、これでももっと近距離。
そこで隕石ならありえるというけど、この遠距離から大津波って、
恐竜絶滅の隕石よりは小さいくらいでないと無理じゃないか。
隕石の接近は基本観測で事前にわかるし、大きければなおさら。
百万年に一度級災害が現代にとか確率的にも現実味のない話だなと思うけど。

 あと米軍の事故で琉球海溝に水爆が沈んでるとかは、起爆しそうにないが、
災害と比較だと威力小さすぎるし、水圧でも抑え込まれるし、
長大な大陸プレート境界の重なりに豆粒みたいなもの。
ただ予言地点が琉球海溝に近いとみるなら琉球海溝連動南海トラフ地震が、
普通の南海トラフより可能性は低いながらあるそうで、これなら現実的か。

 基本普通の漫画家だけど言動はややオカルト的だし、大まかに解釈すれば、
地震や火山活動は近年多く、南海トラフなどは起こりうるし、
科学予測も当てにならないから、オカルトでも手がかりはあった方がいいし、
当人も夢日記がなぜか当たることが多いから要望に答えて発表してるので、
あまり過信せず参考にすればよさそうだが、どう見るかはその人次第だね。




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