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ほっペタン


フジテレビの会見


フジテレビ会見が17日に開かれました。

フジテレビを傘下に置くフジメディアホールディングスの取り締まり役会に
対して、米投資ファンドのダルトングループから激怒しているという書簡を送付されたことで、震え上がっての緊急会見であります。

しかし、あくまでもそれは定例会見の前倒しとの主張で、どうしても緊急と報じられたくはないみたいです。

そもそもまず金曜日の会見というのは報道の矮小化を狙ったマスメディア戦略です。土日を挟み、ワイドショーのない金曜日が良かったようです。

また、会場が狭いことで今回の会見を記者会加盟者限定にした理由付けにしている
ようです。また、フリーの記者を排除する免罪符にもなります。

しかし、フジテレビは本社の近くに湾岸タジオのような巨大な収録スタジオも所有しています。この巨大な建物には収録スタジオ以外にもその上層階は大小の会議室で構成されています。しかもこれは本社屋とは別でにです、いくらでも自前で場所の確保はできたと思われます。

しかも、情報解禁は会見終了後などと報道に制限を加える姿勢も見せたようです。
夕方のニュースには間に合わせたくはないという思惑があったとしか思えません。
とはいえ、結果的には間に合ったわけですが。

この日は阪神淡路大震災30年で各局特集を組みニュースの枠はタイトでした。
つまり、フジテレビとしてはほんのわずかでもテレビ報道を阻止したいからこの
日のこの時間を狙ったのではと思います。

企業が不祥事を起こした際の会見はよくこうしたことが行われます。

報道の矮小化という手段は、共有されるごく当たり前のメディア戦略です。
しかもも15時スタートの会見というのもポイントで、こうした後ろ向きな会見では
午前中や正午など早い時間帯はなるべく避ける傾向にあります。

写真撮影でさえ冒頭5分のみと報じられていました。こうした時代錯誤な会見がスタートしたのは15時だったわけですが、1時間経っても2時間経っても一向にその詳細が伝わってこないです。

しかもこの時代にペン取材って皮肉なことに取材スタイルまで昭和を継承で、もはや情報統制に等しいです。

一方では自局の報道はイケイケスタイルで、突撃取材がお箱であることは、皆んなが周知の通りです。

例えば大谷選手の自宅を撮影したり水谷一平氏の実家にまで突撃し、インタ
ーホンを鳴らし、ピンポンを連打、さらに、これはフジだけではありません
でしたが、中山美穂さんが亡くなったときには、妹の中山忍さんにも突撃取材。

もはやマスコミの病理、迷惑系YouTuberのそれとなんら変わらないです。

少なくとも今後は突撃取材のようなことは、もうする資格がありません。

いやそもそも「楽しくなければテレビじゃない」というのがフジのコンセプトであれば、それこそ全ての記者を招いた上で、それぞれの記者席には呼び鈴を設置し、質問のある記者たちがピンポンを連打、そして壇上港浩一社長がインターフォン越にそれに答えるというような自局のパロディ、遊び心のある会見を開いてみてはいかがでしょうか。

「楽しくなければテレビじゃない」などというのは所詮この程度の覚悟でしかないと指摘したいです。

17日の17時半ぐらいからテレビ各局がようやくこの会見の様子を報じ始めます。

今回の会見に参加したたのは新聞社を中心に19社33名が出席、時間は約100分ほどだったようです。

その会見の冒頭港浩一社長は、謝罪しました。現在まで弊社から説明ができていなかったことについてお詫び申し上げます。と謝罪した上で、中居氏と女性とのトラブルについて港氏はこう回答。

「発端となったトラブル事案について直後に認識しておりました。」

さすがに驚いてしまいました。

しかも2023年6月の初旬にはフジは把握していた。つまりトラブルが発生した
同月には認識、もちろん港社長にもその情報は上がっていた。
さらに中居氏からの話も聞いていたと言いますとはいえ、積極的なヒアリングは
行わなかったそうです。

ただし今留意が必要なのは、トラブルを大きくしなかったのはこの女性の意思だったと港氏はコメントしていることす。

とはいえ結局はタレントと女性アナウンサーを天秤にかけて自局にとって都合の悪い局員は切り捨て、タレントを起用し続けていたとしか思えません。

そんな会社がよくも、「社員を守りたい」などと言えたものです。

そして関与していたのではと、報じられていたことに対しフジは公式サイト上でそれをこう否定していました。

「当該社員は会の設定を含め、一切関与しておりません。会の存在自体も認識しておらず当日突然欠席した事実もございません」

このように関与を完全否定していましたが、これについて同日の会見でも改めて記者から問われると港氏はこう回答したようです。

「当該社員の聞き取りの他、通信履歴を調べました。その結果ホームページに掲載したものが正しいと」

とさらに記者からはこんな質問が飛びます。

フジテレビの編成幹部が女性とタレントを2人きりにするなど性的接触をさせていることが状態化しているという報道もありますが、これは事実でしょうか

質問に対し港社長は、「私はそういうことはなかったと信じたいと思い
ますがそれも含めて調査委員会の調査に委ねたい」とコメントしました。

あの強気の声明からは一点、次第にトーンダウンした形です。

とはいえ、当局は新たに第3者の弁護士を入れた委員会の設置をなるべく早く設けたいともコメントし、もちろんその対象には港社長も含まれているようです。

ようやく第3者委員会の設置といった感じです。少しほっとしました。

ところが安堵した矢先、その後のNHKのニュースを確認したら、フジはこの委員会について「日弁連のガイドラインに基づく第3者委員会ではないと思う。」

と述べているようです、ここ本当に重要なところです。

フジが言っているのは第3者委員会ではなくてあくまでも第3者が入る調査委員会
です。と言っているわけです。

「フジテレビから来た編成幹部です、」ではなくて、「フジテレビの方から来た編成幹部です」と言っているに等しく、詐欺師のレトリックです。

第3者委員会と思わせる印象操作と取られてもおかしくはありません。

危うく騙されるところでした。

これは「第3者委員会ではないと思います」ではなくて、これは「第3者委員会ではありません」という風にはっきり言い切る必要があります。

日弁連のガイドラインに照らし合わせればこれを断言できるのは言うまでもありません。ですから「思う」という曖昧な表現で逃げることに不誠実さを感じます。

さらにNHKや日本テレビの報道によるとこの会見で港浩一社長は昨年6月初旬に
女性の変化に気づいた社員が声をかけ話を聞いたところ、極めてセンシティブな問題だったとのこと。

「当時の判断として事案を公にせず仕事に復帰したいとの女性の意思を尊重し心身の回復とプライバシーの保護最優先に対応してきたと説明した」とあります。

いずれにせよフジの劣悪極まりない醜悪な態度が際立った会見だと個人的には感じます。

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2025/01/19 15:57
今回のタレントをフジ以外の各局も起用していたことから
メディア各局は「同じ穴のムジナ」ということでしょうか 。゚(゚´Д`゚)゚。
以上、ほっぺタン特派員の取材でした。ありがとうございました ヽ(=´▽`=)ノ




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