くるまが欲しい
- カテゴリ:日記
- 2025/01/24 23:59:46
いや、車はあるのですけどね。
いま乗っている、フォルクスワーゲンのパサートオールトラック。気に入っています。飾り気のない端正なデザインも、いいと思っています。
でも、そういうことじゃなくて。
乗ってみたい車を挙げろと言われたら、それはもう枚挙にいとまがない。しかし、「一度でいいから所有してみたい」という車が、ある時代のあるメーカーの車種にここまで集中するのは、唯一これだけ。
1990年前後、バブル崩壊前の絶頂期。
アンフィニ、ユーノスといった多ブランド展開で、飛躍を目指したマツダ。
そして、バブル崩壊とともに仇花のごとく散った車の数々。
しかし、このほんの数年の間にマツダからリリースされた車たちの輝きは、今もってして奇跡だとしか思えない。日本の車の歴史の中で、これほどまでに美しい車たちは、もう二度と現れることはないだろうと思います。
ランティス、コスモ、センティア、ペルソナ…
名前を挙げればきりがない。
あのジョルジェット・ジウジアーロをして「世界で最も美しいサルーン」と言わしめたユーノス500など、その震えるほどに極められた完成度のデザインを前にすると、溜息しか出ません。
でも、時代が悪かったという、ありきたりな言葉で収めていいのかは分かりませんが、とにかく売れなかった。そのことに、マツダが深刻な経営危機に陥ってたことも無縁ではないとは思いますが、何よりの理由は、間違いなくそこではありません。
デザインのレベルが、高すぎた。
まさに、この一点こそが、あの時代のマツダ車が売れなかった原因です。一般受けする中庸なデザインからは確実に飛び抜けすぎていた強烈なデザインが、市場からは全く受け入れられなかった。別に奇をてらったデザインではありません。ただ、その完成度が突き抜けすぎていた。それだけのことです。
でも、あれがトヨタの車だったら、きっと違った運命をたどったであろうに、とも言えます。不運が重なったとしか言いようがありません。
今のマツダの復活劇は、端的にデザインによるところが大きいと思いはします。確かに、マツダの現在のデザインのレベルは高いでしょう。
ですが。
やはり。
あの時代の恐ろしいまでの完成度のデザインは、もう見ることができません。
死ぬまでに、なんとしてもあの時代のマツダの車に乗りたいと、心から思います。いや、乗れなければ死ねない。
といいつつ、目先で欲しい車は、そのちょいと前世代の車。
ユーノス店ではユーノス100という名称で売られていた、ファミリア・アスティナだったりします。これの黄色いカラーが、とにかくカッコイイ。なんだかんだで、マツダの車のデザインって、今も昔も完全に欧州ベクトルなんですよね。
ということで、なんとなくgooとかカーセンサーで調べてみたら、案の定です。一台も売りに出ていませんw まあ、いままであの車を乗っているというのは、もう好きすぎて手放せない人たちですから、古い車で生き残りが少ないであろうことも含めて、そうそう買える機会もないでしょうね。
てなことで。
ではでは。。。
ロードスターって、なにかと初代が取り上げられがちですが、個人的には2代目がおすすめです。ごまさんは単身だし、いいんじゃないですかね。といっても、今の車を買ってから、まだあまり経っていませんねw