重賞展望
- カテゴリ:日記
- 2025/02/17 19:55:56
今週末は今年初のGⅠフェブラリーS、ダイヤモンドS、阪急杯、小倉大賞典の重賞4つに加えてサウジCデーの複数レースに日本馬が参戦。去年は久々に日本馬の海外GⅠ勝利がなかったけど今年は巻き返して欲しい。
【フェブラリーS】千四以下で前に行くような馬も毎年出て来るレースやからね。テンの3F33.9の超ハイペースで流れた24年は極端にしてもその前の4年も34秒台半ばと前半からしっかり流れるのがデフォルト。時計の掛かるパサパサの馬場やと上がりが掛かって直線差し馬が台頭。脚抜きの良い馬場になると上がりも速くなって前や内での立ち回りも求められやすくなるようなイメージ。あとはこのコースの時は毎回書いてるようにJRA唯一の距離設定、ワンターンの長い直線コース、芝スタートと癖だらけやからスペシャリストが生まれやすい。上級条件でのコース実績がある馬はチェックしときたい。血統ではストームキャットやヴァイスリージェントらスピード型ノーザンダンサー系、ミスプロ、ゴールドアリュール経由を含むヌレイエフあたりが目立つ。
新興勢力が人気に推されそうでなかなか難しい。コスタノヴァが1番人気想定か、という感じやね。確かに前走の根岸Sはインパクトあったけどサンライズフレイムやフリームファクシといった実力馬が出し切れへんかったのはあるしね。欅Sも好時計でエンペラーワケアに勝ってるけど斤量差2キロ貰ってたしこの時のエンペラーワケアは本調子やなかったみたいやし。千四であまりにも強いと逆にマイルでどうやねんって気にもなる。最も気になるのはここまで最低でも2か月は間隔を空けて使われてきた馬が今回は中2週。陣営から状態面について弱気コメントが出てた前走から上積みがどこまであるのか、未だに鞍上が決まってへんことも含めてそもそも力を出し切れるのかってこと。エンペラーワケアは前走武蔵野Sはハイペースから強烈な中緩み後直線再加速という変な展開で前が開くのを待たされたのはあるけど時計自体は同日2勝Cより0秒3速いだけとレベル自体は疑問。根岸Sも異例のドスローやったしなぁ。コスタノヴァにも言えることやけどGⅠ級の相手と走ったことがないだけに人気で本命とかはちょっとしたくない感じはする。まぁ、どっちも弱いとは言わんけど。ミッキーファイトは新馬戦このコースで勝ってるけどその後は中距離を使われてきただけに1番の懸念は速いペースの経験がないこと。差す競馬も出来るけどユニコーンSでは馬群を捌けずに追い出しが遅れてるからね。母父スペシャルウィークでもあるし内枠で位置を落として揉まれる形になったりするのも不安。ペプチドナイルは前走チャンピオンズCは他の上位馬が終始ラチ沿いを走ってたのに対して1~2頭分外を回したことを考えれば差はない内容。器用さやギアチェンジ力はないから大箱ワンターンのハイペースは歓迎。あとは新興勢力との力関係。サンライズジパングは跳びが大きくて外回ししかでけへん不器用なタイプやから中京千八なんかは絶望的に向いてへん。今回大箱に替わること自体はプラスやけど問題はペース。どう見ても中距離馬だけに無理に追走させると恐らく末脚を削がれる。マイペース(この距離では後方)の位置取りからどこまで詰められるかかな。穴っぽいところではまず去年2着のガイアフォース。跳びの大きい不器用でギアチェンジを求められたくない馬やからワンターンの大箱+淀みのない流れがベスト条件。これも新興勢力との力関係がどうかかな。ちなみに前走は外枠から出遅れ、終始外を回して押し上げるというこのコースでやったらあかんことを全部やったようなレースやから度外視して良い。あとはドゥラエレーデ。去年はテンの3F33.9の超ハイペースを積極的に追走しすぎた。本質的には中距離馬やからね。幸い2走前に差す競馬もやれたし無理せん程度の追走なら能力的にはやれて良い。最後に引退レースのタガノビューティー。どうしても後方外回し一辺倒の馬で勝ち切れへんし早めに仕掛けた去年は最後甘くなるなどアタマを獲るイメージはないけど展開が向けば3着くらいなら。