古本の引き取り価格
- カテゴリ:日記
- 2025/03/01 20:16:25
2月4日、
引っ越し業者にお願いしていた本棚が山麓の家に届き、
そこから事前に運んでおいた本を
本棚に詰めていく作業が始まりました。
そして2週間かけてなんとか本を詰め終えて、
もうこれはいらないであろう本を、
古本業者に引き取ってもらったのです。
中には、私が生まれる前の古書などもありました。
恩師にあたる先生が大学を退職する時、
研究室の本を大量に処分し、
その本を学生だった私たちに
「好きな本を持っていっていいよ」
と言ってくれたので、ケチな性分の安寿は、
かなり大量に処分された本を引き取ったのです。
ですが、今では手に入らぬ貴重な本とは言え、
結局、私が読むわけではなし、
段ボールの中に入ったまま、
引っ越しを繰り返す内に、
そんな本の存在すら忘れていたのでした。
そして今回、
すでに魔境の域に達しつつある
段ボールを開くことになったのですが、
う~む、これはどう考えても、必要ないなあ~。
てなわけで、他にも必要のない本を含めて、
今回の大量廃棄へと至ったわけです。
廃棄した本は、段ボール箱6箱分に及びました。
BOOKOFFのような、
マンガ本を中心に扱っているような引き取り先ではなく、
古書なども扱う引き取り先に送ってみたのですが、
査定額の報告を受けたら、
…650円。
あちゃ~、段ボール6箱で650円かい。
まあな~、
こんな本に価値を見出す人間なんて私ぐらいだろうし、
その私がさすがにもう要らないと考えて売りに出したのだから、
値段が付かないのも当たり前。
でも、恩師にあたる先生も、
当時の知識人たちも、
このテーマの解を求めて真剣に考えていたのだな。
それを思うと、ちょっと残念な気もするのですが…、
でも、だからと言って、
そのテーマを今、真剣に問うている人間が果たしているのだろうか。
そう考えると、
普遍的な真理を求めているのだろう学問の世界も、
なんだか虚しいなあ~。 ☆\(ーーメ)