茜いろ ☆
- カテゴリ:日記
- 2025/03/08 11:34:31
現在、日本の色やデザインについて研究していて・・
図書館でさまざまな本を借りてきて次々チェックしてるのですけど・・
日本古来・・
卑弥呼の時代、最初にあった色は赤と青
赤いろの染色法は日本茜と呼ばれる植物を
すりつぶしてそれを布に刷り込ませる、という方法。
茜というと、茜色、夕方とか夕日のオレンジを茜色などと
いったりしますけど・・
もともとは茜の赤い根からきた読み名のようで。。
日本といえば日出づるところ、そして日といえば日本国旗
この赤も茜で染めてたとか?
昔は茜色、といったそうなのですけど、
ほぼ緋色と同じだとか・・
この赤い色、もともとは魔除けや呪術に使われたそうで
魏志倭人伝には当時の日本人が顔やからだに朱を塗ってたと
いう表記もあるそう・・
これは魔除けとしてされてたようで、
今にものこる鳥居の赤やさまざまな神社仏閣の赤色も
魔除けからくるものだそうです。
当時は刺青などもあったそうです。
魏志倭人伝にでてくる卑弥呼の時代は代表的には
赤と青で、両方とも草木染め・・
中国から蓼藍が伝わる前までは山藍で染めていたようで・・
当時は青というより青緑色で、しかもはっきりした色ではなく
くすんだ感じの色だったようです。
こんなことからも日本では緑をみても青、と読んだりしていたのでしょうね・・
こどものころ、信号の緑をなぜ青というのか不思議だったり
けっこう緑と青の区別があいまいで、紺碧とか
微妙な表現もあったり・・
こうした染料の青の感覚から緑を青という文化が継がれてきているのかも?
染料や顔料の歴史・・みているととても面白くて・・
とくに顔料系のものは毒を含んでるものもおおかったり・・
そしてはっきりした赤がでる辰砂(しんしゃ)という鉱物
なんと赤色なのに水銀なのですね><
https://www.ielement.org/hg.html
水銀といえば銀色なのに、実は赤いって驚きでした。
ちなみに元素についてでているこちらのエレメントサイト、なかなか面白いです^^
https://www.ielement.org/index.html
世界の顔料や染料についてもいろいろ読みましたけど・・
意外に鉱石や土が多いかも?
日本でも各地の土で染める布地があったり・・
今でも各地の特産物になってるようです・・
実は古代色に惹かれていろいろしらべるうちに
古代色の種類が現代以上にあまりに多くて、
そのひとつひとつの色の由来や染料や顔料に興味をもつようになったのですけど・・
絵の具の顔料に毒が含まれるものが多いことはしってましたけど・・
今でも色を作る場合、さまざまな由来なものから作ってることを知って
今ではみのまわりにあふれている色もひとつひとつの起源をたどると
植物だったり鉱物だったり、虫だったり、と想像外の展開になったりするので
興味深いです^^
色の歴史、面白いですね。
水銀が赤というのも、初耳です。
「~してはいけない」などのシリーズで、経皮毒についてタオルの色に気をつけろというのを
聞いた時、まぁ、大丈夫だろう・・と思っていましたが、
そういうことでしたか。
色を出すものには毒を含むものが多いから気をつけろ・・だったんですね。
それから、緑と青・・。一体どっちが本当なの?と思うこともよくありましたが、
歴史的背景から、うやむやなのですね。面白いですね~
「下駄箱」と言ったら、みんなに「靴箱」と訂正されたり・・なんてことがありますが、
緑と青も、同じ部類の訂正ですねw
古代の色とか、何からできているかとか、興味深いです!!