ローマ皇帝のメンタルトレーニング
- カテゴリ:小説/詩
- 2025/03/22 15:38:16
ドナルド・ロバートソンの「ローマ皇帝のメンタルトレーニング」を読んだ。
すげえ御大層なタイトルが付いているけど、これは訳しすぎ。原題は、「How to Think Like a Roman Emperor」、「とあるローマ皇帝のように思考するには」ということなんだろうけど、「とある皇帝」として第16代ローマ皇帝とピーンと来なきゃ話にならないので、タイトルそのまま活かせなかったという次第。
民度の問題というより、ローマ皇帝の代表的な人々が、藤原道長と同じくらい日本人の教養に取り込まれてないというのが現実なんで仕方ない。
でも、ローマ皇帝で「メンタルトレーニング」の話題になる人といったら、何代目かは苦しいけど、マルクス・アウレリウスの名は出てくる人はかなりいるはず。
この本は、彼は最初からあのレベルだったんじゃなくて、努力して温厚で寛大な、身を飾らない人になったんだという視点で、彼の弱いところも隠さず、それでもすごい人だという事実は変わらないんだけど、う~ん、面白い。
それでも身内の不幸には弱くて、人前でも泣いたりとかはやるんだね。「自省録むを読んだ感想だと、人前でメソメソ泣くような人には思えなかったんだけど。
でも、塩野七生の「終わりの始まりーローマ人の物語11」の知識が事前にないと、通読は苦しいかな。関係者の名前がたくさん出てくるので、欧米人の名前たくさん覚えるのがつらい人にはしんどいかも。◯◯リウスとかいう似たような名前ばっかしだから。
時にゲーテ先生なんて関連書籍だけで図書館、1館分あるっていうじゃん?
もう全部なんて人生終わるってw
話しは変わるけど、正統派 文学理論の丸谷 才一と虚構文学の 筒井 康隆が喧嘩するって、タイガーマスクVSダイナマイト・キッドのマッチ見ているようでオモロイし。
ただ丸谷 才一ですら、僕には少しハードルが高い。旧字体は難しい。彼の本読んでいて、よくまぁ文学をここまで考えるものだと感嘆するが。谷崎潤一郎なんて遠いね。オモロイけど。a little。アザミンはこっち得意そう。
最近は東野圭吾をたまに読んで楽しんでます。SFから推理へ。ゲーテは相も変わらず好き。