今日は何の日?➔マフィアの日
- カテゴリ:日記
- 2025/03/30 10:00:12
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マフィアの日。
1282年3月30日、イタリアのシチリア島で「シチリアの晩祷(ばんとう)」と呼ばれる大事件が起こった。当時、シチリアはフランスの王に支配されており、フランス人が現地の人々に対して横暴な振る舞いをしていた。それに怒ったシチリアの人々は、晩祷(夕方のお祈り)の鐘が鳴ると同時にフランス人を一斉に襲撃した。この出来事はシチリア全土に広がり、大規模な反乱へと発展した。
この時、シチリアの人々は自分たちの土地を守るために秘密のグループを作り、団結して戦った。この抵抗運動が後に「マフィア」の始まりだとする説もある。時代が進むにつれ、こうした結束した集団が影響力を持ち、次第に組織化していったのだ。
▼シチリアのレモン農家とマフィアの関係
シチリア島は、昔からレモンの名産地だった。19世紀になると、ヨーロッパでは壊血病(かいけつびょう)が深刻な問題となり、その予防に必要なビタミンCを豊富に含むレモンの需要が急増した。その結果、シチリアのレモン農家は大儲けするようになったが、それに伴い泥棒や強盗も増加した。
そこで、農家たちは「畑を守るために、強い男たちに警護を頼む」ようになった。その警護を請け負っていたのが、後に「マフィオソ(mafioso)」と呼ばれる者たちだった。最初は農家を守るために活動していた彼らだったが、やがて「守ってやる代わりに金を払え」という形で用心棒ビジネス(保護料の徴収)を始めるようになった。
▼レモン畑の「保護」からマフィアの誕生へ
レモン農家は、マフィアの保護を受けることで強盗から守られた。しかし、次第にマフィアは「俺たちの保護を断ったらどうなるかわかるよな?」と脅すようになり、実質的な支配を強めていった。
このビジネスモデルは「みかじめ料(保護料)」という形で広がり、次第にレモン農家だけでなく、市場・港・商店・レストランなど、あらゆる商売にマフィアが関わるようになっていった。
※諸説注意点あり
マフィアの起源は「レモン畑の用心棒」だったとも言われている。最初は農家を助ける立場だったが、気づけば「俺たちの許可なしに商売できない」という状況を作り出し、裏社会を牛耳る組織へと変貌していったのだ。もしシチリアにレモンがなかったら、マフィアはここまで大きくならなかったかもしれない——そんなふうに考えると、歴史の流れは興味深いものである。
ドン
壊血病は解決したけどお金の病にかかっちゃったみたい。
酸っぱいレモンが甘い蜜に変わった瞬間、すべてが狂い始めたのかもしれない…
お金に惑わされてしまって、今の集まりに変わってしまった・・・なんだか残念だよ
酸っぱいレモンがマフィア成立の立役者だったなんて、悲しいねw