Nicotto Town


シン・ドラマ汁


2025年1期ドラマ総決算・やや簡易版

2025年1月期のドラマ総決算です。秘密の最終回が4月にズレ込んだため、遅くなってしまいました。なお、秘密は緊急特番で1週遅れとなったため最終回が4月となったため、1月期ドラマとして扱います。


ドロップアウト組
なし


佳作ショートドラマ
なし


●5位
アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~ フジテレビ 火曜夜9時~
カメラアイ、つまり瞬間記憶能力がテーマということで、カメラアイを駆使した捜査に期待していたのだけれど、人間関係の方に重点が置かれ、肝心のカメラアイは1回につき1度くらいしか出てこず、まったくの期待外れだった。また全体的に雰囲気が暗く、ストーリーが重いから仕方ないけれど、コメディとまではいかないまでも、もう少し遊びがあってもよかったのでは。そんな中、森本慎太郎がいい味を出していたが、残念ながらそれを活かしきれていなかったように思う。ところで山本耕史は何をやってもうさん臭く見えるのはなんでだろう?


●4位
秘密~THE TOP SECRET~ フジテレビ 月曜夜10時~
昔、原作者のファンだったため、期待は大きかったのだが、やはり主演の板垣が若すぎたのが失敗だったと言わざるを得ない。中島・門脇が30過ぎだし、3~40代の部下相手に23歳がパワハラ上司をしているのは不自然極まる。また原作通りなのかもしれないが、主人公の薪が感情を表に出しやすく、ショックを受けたりグジグジ悩んでるシーンが多いので、あまり優秀な人物であるという設定が伝わってこなかった。板垣主演なら10年後、他のキャストは総とっかえじゃないとダメだと思う。


●3位
問題物件 フジテレビ 水曜夜10時~
コメディ仕立てなのに何もかもが滑りまくってて当初どういうスタンスで見ていいのか迷ったけれど、次第にこの滑り芸とも言えるコメディシーンがクセに…。上川隆也は結構クセのある役者なので、使い方を間違えるととんでもない駄作になってしまうのだが、この作品はそのスレスレくらいで、もう少し上川の長所を強調した方がよかったように思う。主人公が実は犬の化身?という疑問を下手に曖昧にせず、最後に自身に語らせることによって解決したのはよかった。正直不動産ほど専門的ではなかったが、不動産にまつわるミステリーも面白かった。ないとは思うが次回作があったら多分見てしまう。


●2位
相棒 season23 テレビ朝日 水曜夜9時~
最近よく昔の相棒を見ているのだが、やはり水谷の老化による滑舌の悪化は否めない。もう何年も言い続けているけど、そろそろ幕引きを考えた方がいいと思う。初代相棒が元の鞘に戻り、そろそろ相棒も終わりを迎えるかと思いきや、まだまだ続くようで…。作品としては好きだけれど、キャストの劣化を目の当たりにするのはつらい。しかし後に続く東映刑事ドラマが育ってないのもつらいところ。特捜9は終わるし科捜研は同じく高齢化問題を抱えてるし、相棒が終わったとしたら、ファンも含めあちこちロスに苦しみそう。
※特別賞/ミステリー賞/音楽賞


●1位
ホットスポット 日テレ 日曜夜10時半~
脚本を書き始めた頃のバカリズムの作品を見て以降敬遠していたが、結婚して子供もできて少しこちら側へ近づいたか。爆笑するようなドラマではないが、何とも言えない雰囲気が漂うコメディに仕上がっていた。特に主人公とその友人たちを演じた女優陣の演技力の高さはすさまじく、どこぞの女子会の会話を盗み聞きしているようなリアリティがあった。政府に追い回されたりしないし、UFOが大量に攻めてきたりしないし、殺意の高いフォルムをした未知の生物も出て来ないけれど、こんな作品がSFの棚にあってもいい。
※大賞/特別賞/コメディ賞/助演男優賞(角田晃広)




今期は盛り上がりに欠けたというか…1位のホットスポットは面白かったのですけど、爆笑するタイプのコメディではないし、他の作品も毎週待ち遠しい!的な佳作がなくて、見た本数は少なくはないのですが、個人的にはおとなしいシーズンとなりました。なのでここで特筆することもないのですが、1つだけ、ホットスポットに出てきた宇宙人は、自分は超能力者だということにもできたのに、なぜ自分は宇宙人であるという信じ難い主張を繰り返したのか、そこだけがちょっと疑問でした。多分宇宙人であることに誇りを感じてるのかなとも思いますが。
さて全体的に見てみますと、御上相棒でワンツーですね。他にも月9と木9が少し頭抜けてるかなと思いますが、全体的に見て昔より視聴率が低いので、どんぐりの背比べ状態。また視聴率全話出てないドラマもあって、正確な比較ができにくいです。もう視聴率もリアタイでどれくらい見られているかの指標でしかないですからね。リアタイ視聴は中高年層の視聴率が高くなりがちではありますが、若い世代はそもそも人口が少ないので、若い世代の視聴が視聴率に正確に反映されるとしても、中高年層が好きそうなドラマの視聴率が高めなのは変わらないと思います。
最近では例えばNHKが放映中の連ドラが、アマプラで見られたりとか、もうわけがわかんないです。特に共同制作でもなさそうなのに、受信料で作ったドラマを何故放映前にアマプラに売ってるんだろう…。配信サイトもいくつか強豪が残ってきて、それ以上はまとまらない感じですね。民放各局の配信サイトが一番扱いづらくて、民放がまとまってTVerプライムみたいなのやってくれたら入るのにと思いますわ。

アバター
2025/04/12 13:49
なるほど、そういうメタ的な意味合いもあるかもしれないのですね。
涼宮ハルヒは見たことがないのでわかりませんけども。
それぞれの登場人物の感覚の差が面白いというのはわかりますし、
そもそも高橋が宇宙人という話から全部派生しているわけで、
そこは動かせないというのもわかるのです。
ただ秘密厳守だと言いつつ、自分から言わなくてもいいことまで
告白していることが、どうにも引っかかってしまいましてね。
キャラで片づけてしまえば終わる話ではあるのですが、
今考えると自分は納得できる理由が欲しかったんじゃないかなと思います。
また細かいことを言うと、宇宙人と地球人のハーフである高橋が、
自分を宇宙人だと強固に主張するのも少し違和感がありました。
ハーフで宇宙人と言うなら地球人とも言えるのでは?ってね。
面白いドラマは考察も進みますね。
アバター
2025/04/11 21:20
高橋さんが宇宙人と主張していたのは、本人にとっては単なる事実だからでは?
自身は宇宙人なのに未来人は全然信じてなくて、タイムリーパーなら信じるとか
10円玉を曲げられる事を宇宙人と思うか、ただの怪力の人と思うかとか
各登場人物の現実味を感じる事象やカテゴリがバラバラだったりして
そこのズレも面白い話なので、当事者自身のカテゴリ主張はブレがない方が
分かりやすいんじゃないでしょうかね。

果たして、バカリズムが意図的にやっていたのかは分かりませんが
宇宙人→未来人→超能力者と来る流れは
「涼宮ハルヒの憂鬱」のオマージュとしか思えないので
そうだとすれば、最初の異能者が「宇宙人」である事は重要……なのかもです。



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