【お話】お茶会は薔薇づくし。
- カテゴリ:コーデ広場
- 2025/04/11 09:01:08
今日のお茶会は、薔薇の花がテーマなの。お茶もお菓子もお客さまも、わたしもみんな、薔薇の花。
もらったステキコーデ♪:28
今日はね。お庭でお茶会を開くのよ。
テーマは、薔薇の花。
綺麗に咲いたひと群れのある場所で。緑の輝きと、花の香りを喜ぶの。
お茶には、砂糖漬けにした薔薇の花びらを浮かべて。
アッサムが良いかしら。それともニルギリ?
薔薇のジャムを使ったクッキーと、スコーンを用意しましょう。
塩気のあるものもほしいから、ちょっとしたサンドイッチもね。
ドレスやボンネットにも、薔薇をあしらって、
今日は一日、お客さまもわたしも、薔薇の花になるの。
光を浴びて、憂いを忘れて、美しい花となるの。
思い出のある人は思い出を、
ない人も、ただ、美しい存在となりましょう。
お土産には手作りのチョコレート。もちろん、薔薇の花の形でね。
ただ、ちょっと気を付けてほしいのは、
きつい香水はNG。
庭に咲く花の香り、出されるお茶とお菓子の香りを楽しむのですもの。
邪魔するような強い香りは、遠慮するのが暗黙の了解。
さあ、準備のめどがついたら。
案内状を出しましょう。
薔薇がテーマと書き添えて。
***
日本では茶の湯、として男性中心にお茶が広まりましたが、西洋ではアフタヌーンティーなどとして、女性中心に広まりました。
身分の高い女性に招かれてお茶をいただくのは名誉なことでした。
ただ招待する側も準備が大変で、テーマを決め、招待客を選び、招待状を出した後、
客同士が気分よく過ごせるように、仲が悪そうな人の席は離しておいたり、
やってきた人と会話が続くよう、あらかじめお客の名前、家がしている仕事や役割、家族構成など、全てを覚えてからお茶会は開かれました。
お姫さまって大変だったのです。